山口蛍、新キャプテンとしてV・ファーレン長崎に新風を吹き込む
山口蛍、V・ファーレン長崎のキャプテン就任で新たな挑戦
2025シーズンのJ2リーグが開幕を控え、V・ファーレン長崎はMF山口蛍を新キャプテンに任命しました。この決定は、昨シーズンまでヴィッセル神戸でJ1リーグ2連覇に貢献した山口の豊富な経験とリーダーシップが評価された結果です。長崎は、昨シーズン惜しくもJ1昇格プレーオフで敗退し、今シーズンこそ悲願のJ1昇格を目指しています。
経験とリーダーシップが求められる重責
山口蛍は、神戸のキャリアを通じて培った経験を武器に、長崎のチームを新たな高みへ導くことを目指しています。彼は、「これまでの経験を踏まえて、チームのみんなに色々なことを伝えていきたい」と語り、キャプテンとしての責任を強く意識しています。チームの中では、戦術的な指示だけでなく、選手たちの精神的な支えとなることが求められます。
長崎の今シーズンの目標はJ1昇格であり、山口のリーダーシップがその達成に向けて大きな鍵となります。彼の加入により、チームの士気が高まり、プレーの質も向上することが期待されています。山口はまた、「良い雰囲気も大事ですが、メリハリも大事だ」と述べ、チーム内の規律や集中力の重要性を強調しました。
市場価値トップの長崎、戦力向上の期待
長崎は、J2リーグ全クラブの中で総市場価値ランキングでトップに立っています。移籍情報サイト「Transfermarkt」によると、長崎の総市場価格は1280万ユーロ(約20億7000万円)であり、その高い評価は山口の加入や他の実力派選手の補強によるものです。特にDFエドゥアルドやFWマテウス・ジェズスの存在が、チームの戦力を一層強化しています。
副キャプテンの役割とチームの一体感
長崎はまた、DF飯尾竜太朗、DFエドゥアルド、FWマテウス・ジェズス、MF安部大晴を副キャプテンに任命しました。これにより、山口だけでなく、複数のリーダーがチームを支える体制が整いました。副キャプテンたちはそれぞれ異なるポジションでチームの要となる役割を担い、長崎の多様な戦術を支えます。
飯尾竜太朗は守備の要として、エドゥアルドはセンターバックでの安定感を提供し、ジェズスは攻撃の起点として活躍が期待されています。また、安部大晴は中盤でのゲームメイクに欠かせない存在として、チームの躍動感を引き出します。このような多様なリーダーシップの存在が、長崎の強みとなるでしょう。
[佐藤 健一]