BTSジンとJ-HOPE、旧正月のメッセージとソロ活動の展望
BTSメンバーの新たな展開と未来への期待
BTS(防弾少年団)のメンバーであるジンとJ-HOPEが、旧正月を迎えてファンに向けた温かいメッセージを発信しました。彼らは韓服姿で公式YouTubeチャンネルに登場し、「2025 Happy Seollal Greeting」というタイトルの動画を公開しました。韓国の伝統的な衣装を身にまとった彼らの姿は、ファンにとって新年の始まりを彩る特別なものでした。
ジンは「2025年乙年の旧正月になった。昨年1年間も本当にお疲れ様でした」とファンに感謝の意を表し、今年もより良い姿を見せることを約束しました。彼は昨年、ソロアルバム「Happy」を発売し、アメリカのビルボードチャートやイギリスのオフィシャルチャートで自己新記録を更新するなど、ソロ活動においても成功を収めています。また、彼の歌唱したドラマのOST「Close to You」も好評を博し、ファンの心を掴んでいます。
一方、J-HOPEは「今年はARMYの皆さんが望むことをすべて叶える1年になることを願っている」と述べ、ファンの健康と幸せを祈りました。彼は2月からソウルを皮切りに初のソロワールドツアー「j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’」を開催し、15都市で31回の公演を予定しています。特に、ソウル公演ではチケットが即完売するなど、彼の人気と期待の高さが伺えます。
バン・シヒョク会長とHYBEの影響力
BTSの成功を支える大きな力として、プロダクションHYBE(ハイブ)のバン・シヒョク会長の存在が挙げられます。彼はアメリカの「The Billboard 2025 Power 100 List」で17位にランクインし、その影響力を改めて証明しました。HYBEがアメリカのゲフィン・レコードと共同で立ち上げた多国籍ガールズグループ・KATSEYEの成功も、彼のビジョンの一例です。KATSEYEは、ミネソタ州ブルーミントンのモールで7000人を超えるファンを集め、その話題性を確立しました。
バン会長は、音楽業界における多様なアプローチを続け、特にグローバルファンコミュニティ「Weverse」を駆使して、世界中のファンをつなげています。これにより、BTSだけでなく他の多くのアーティストも世界的な認知度を高めることができています。
BTSの未来とファンの期待
BTSのメンバーは現在、兵役を果たしつつあります。RMやV、ジミン、ジョングクが2025年6月に除隊する予定で、グループ活動の再開もこの時期に予想されています。彼らは昨年9月に所属事務所BIG HIT MUSICと再契約を結び、2025年の完全復帰に向けて準備を進めています。この再契約は、彼らと事務所の間で築かれた信頼関係を象徴するものであり、ファンにとってもBTSの未来を期待させるものです。
ソロ活動での成功を収める一方で、メンバーたちはグループとしての活動再開に向けても意欲を見せています。特にジンとJ-HOPEの個々の活動は、彼らがBTSの一員としてどう進化していくのかを示す重要な指標です。彼らの活躍は、BTSが音楽業界に与える影響力を一層強くすることでしょう。
[田中 誠]