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2025年02月01日 06時11分

山崎育三郎、新作ミュージカルで和製エンタメ革新を目指す『昭和元禄落語心中』

山崎育三郎、新作ミュージカル『昭和元禄落語心中』で和製エンターテインメントの革新に挑む

夢の実現に向けた7年の構想

山崎育三郎は2018年にNHKでドラマ化された『昭和元禄落語心中』に出演して以来、この作品をミュージカルとして舞台化することを熱望してきました。その裏には、20代で出演した韓国の舞台『サ・ビ・タ』での経験がありました。この作品を通して、日本オリジナルのエンターテインメントを世界に発信することの重要性を痛感したと言います。そして、7年の構想を経てついに自身の手で企画・製作を実現させました。

落語とミュージカルの意外な共通点

『昭和元禄落語心中』の製作発表会では、山崎が古典落語「野ざらし」を披露する場面もあり、落語とミュージカルの融合がどのような化学反応を生むのか、早くも期待が高まっています。山崎自身も「落語と音楽は意外と似ている。面白い融合になるはず」と語り、落語の語り口とミュージカルの歌唱が絶妙にマッチすることを確信しています。

ミュージカル界に新たな風を

共演には、明日海りお(39)と古川雄大(37)というミュージカル界の主演級俳優が顔を揃えます。彼らとの共演は、山崎にとっても大きな励みとなり、作品の質をさらに高める要因となっています。山崎は「日本発の新作ミュージカルをこうしてつくることができた」と感無量の様子で、「ミュージカル界に新しい風が吹くような作品になっています」と胸を張りました。

今後の日本オリジナルミュージカルへの期待

日本のエンターテインメントは、アニメや漫画といったジャンルで世界的な人気を誇っていますが、ミュージカルについてはまだまだ海外作品が主流です。しかし、山崎が手掛ける『昭和元禄落語心中』のような和製ミュージカルが成功することで、さらなる日本オリジナルの作品が生まれる可能性が広がります。この流れが生まれることで、日本の才能が結集した新たなエンターテインメントの形が国際的にも認知される日が来るかもしれません。

舞台上での新たな挑戦が、観客にどのような感動をもたらすのか、そしてこの作品が日本のミュージカル界にどのような影響を与えるのか、非常に興味深いところです。山崎育三郎の情熱とビジョンが形となったこの作品は、まさに新しい時代の幕開けを告げる一歩となるでしょう。

[高橋 悠真]

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