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2025年02月01日 19時10分

巨人軍に新風!甲斐拓也と田中将大の挑戦が始動

巨人軍の新たな顔、甲斐拓也と田中将大の挑戦が始まる

甲斐拓也選手は、プロ野球の世界で「グラウンド上の監督」とも称される捕手の役割を新天地で担うことになります。宮崎でのキャンプ初日、彼はブルペンで若手投手たちの投球を受け、その特長をしっかりとインプットしていました。甲斐選手の背番号「10」は、巨人軍の歴史を象徴する番号であり、その重責を担う覚悟がうかがえます。「背番号に見合うように頑張りたい」と語る甲斐選手は、新しい環境での挑戦に対する意気込みを見せています。

阿部慎之助監督とのコミュニケーションも密に行われており、戦術的な話し合いが行われていることは、甲斐選手がいかにチームの中核を担うことを期待されているかを物語っています。捕手としての経験を活かし、新しい投手陣とどのように信頼関係を築くのか、そのプロセスが今後のシーズンに大いに影響を与えるでしょう。

一方、田中将大選手はプロ野球界で日米通算197勝を誇る実力者でありながら、昨シーズンは勝利を挙げることができませんでした。新天地での再スタートを切るため、彼は大きなフォーム改造に踏み切っています。初日のキャンプでは、捕手側に背を向けるという意表を突いた練習で、重心移動を確認しながら投球フォームを見直していました。この取り組みには久保康生巡回投手コーチがつきっきりで指導を行い、田中選手の再起を図っています。

久保コーチは、以前に巨人のエースであった菅野智之投手を復活に導いた実績を持ち、阿部監督からも全幅の信頼を寄せられています。田中選手は、「感覚はガラッと変えようとしている」と話し、初日からの充実感を漂わせています。田中選手の復活が、巨人の「日本一」への道を切り開く重要な要素となることは間違いありません。

巨人軍は昨シーズン、セ・リーグを制覇しながらもクライマックスシリーズで敗退しました。新たなシーズンに向けて、甲斐拓也選手と田中将大選手の加入は、チームに新しい風を吹き込み、さらなる高みを目指す原動力となるでしょう。特に、甲斐選手のリーダーシップと田中選手の経験は、若手選手たちにとっても大きな刺激となり、チーム全体の成長を促すことが期待されます。

[中村 翔平]

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