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2025年02月05日 06時10分

クリスティアーノ・ロナウドが語る「もしもバルセロナに加入していたら」

クリスティアーノ・ロナウドが語る未完の可能性とレガシー

ポルトガル代表として数々の栄光を手にしてきたクリスティアーノ・ロナウド。彼のキャリアは、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリード、ユヴェントスといったメガクラブでの成功によって彩られています。しかし、彼の人生には、これまで公にされていなかった興味深いエピソードが存在します。それは、彼がバルセロナに加入する可能性があったという事実です。

ロナウドは、スペインのテレビ番組『El Chiringuito』でのインタビューで、18歳の時にバルセロナからの接触があったことを明かしました。彼は「スポルティングでプレイしていた時、いくつかのクラブに行くことができた。そのうちのひとつがバルサだった」と語り、その時の選択が彼のキャリアにどのような影響を及ぼしたかを振り返りました。

もしもバルセロナに加入していたら

もしロナウドがバルセロナに加入していた場合、彼のキャリアはどのように変わっていたのでしょうか。バルセロナといえば、リオネル・メッシというもう一人のサッカー界の巨星が存在します。彼らが同じチームでプレイしていたら、サッカー界における新たな歴史が生まれていた可能性があります。ロナウド自身も「私の選手としての未来は似たようなものだったかもしれない」と語っており、もしその選択が実現していたら、彼のキャリアは大きく異なっていたかもしれません。

ロナウドとメッシは、長年にわたってサッカー界でのライバル関係を築いてきました。両者はバロンドールをほぼ独占し、互いに最大の競争相手として認め合っています。もし彼らが同じチームでプレイしていたならば、サッカーの戦術やスタイル、そしてファンの反応はどう変わっていたのでしょうか。想像するだけで、興味深い未来が広がります。

レアル・マドリードでの栄光と別れ

ロナウドはレアル・マドリードでの9シーズンで、公式戦438試合450ゴールという驚異的な成績を残し、4度のチャンピオンズリーグ優勝に貢献しました。この時期は彼のキャリアの絶頂期ともいえるでしょう。しかし、2018年に彼は新たな挑戦を求めてユヴェントスへ移籍しました。ロナウドは「違ったモチベーションが欲しかっただけで、消耗したわけではない」と述べています。

レアル・マドリード退団時のエピソードについても、彼はフロレンティーノ・ペレス会長とのやりとりを振り返り、「正直あまり良い対応はされなかった」と告白しました。それでも彼はペレス会長に対する尊敬の念を表し、「彼は誠実な人で、僕をよく扱ってくれた」と語っています。このように、彼のキャリアには複雑な感情と決断が交錯していたことが伺えます。

次世代へのアドバイスと未来への期待

現在、アル・ナスルでプレイするロナウドは、サウジアラビアの地で再び輝きを放っています。彼は依然として高いパフォーマンスを維持しており、未来のサッカー界に対しても期待を寄せています。特に、レアル・マドリードでプレイする若手フォワード、キリアン・エンバペに対しては、積極的にアドバイスを送っています。

ロナウドはエンバペに対し、「ストライカーとしてのプレーの仕方を分かっていない」としつつも、「彼は機敏で、力強く、スピードがある。エリア内でクロスからヘディングシュートを打つのを待っちゃいけない」と助言を与えています。エンバペがロナウドのようなストライカーとして成長することで、レアル・マドリードにさらなる栄光をもたらすことを期待しているのでしょう。

ロナウド自身も、自分のレガシーを次世代に引き継ぐことを大切に考えているようです。彼は「レアル・マドリードは常に自分の心の中にある」と語り、スペインを第二の故郷と感じていることを明かしています。彼のキャリアは、これまでにない数々の成功と挑戦の連続であり、現在もその影響力を持ち続けています。

[松本 亮太]

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