吉幾三、明治座で爆笑会見!家族共演の特別公演に期待
吉幾三、明治座での特別公演を控えた爆笑会見と舞台裏の魅力
演歌歌手として名高い吉幾三さんが、東京・明治座での「吉幾三特別公演」を前に、ユーモアたっぷりの会見を行いました。この公演は、吉幾三さんが2年半ぶりに明治座で主演を務める舞台であり、彼自身が原案と音楽を手掛けた人情喜劇「人形町『末っ子(おとんぼ)物語』」と、歌唱&トークを交えた「吉幾三オンステージ 冬から〜春爛漫へ」の二部構成で行われます。
笑いと涙の人情喜劇「人形町『末っ子物語』」
この舞台は、東京・人形町を舞台にした人情喜劇で、実生活でも末っ子である吉さんが、アホで変わり者の四男坊役を演じます。会見で吉さんは、「まだせりふが入っていないのでたどたどしいけど、いろいろ助けてもらっています」と語り、笑いを誘いました。また、見どころについて冗談交じりに「私が出ていないところが見どころです」と言い、会場を和ませました。
公演の内容については、親子愛や兄弟愛、そして地域の絆をテーマにしており、「たくさん笑って、最後は必ず泣いていただきます」と自信を見せています。観客はこの舞台を通じて、吉さんのユーモアと感謝の気持ちを感じ取ることでしょう。
家族との共演がもたらす新たな魅力
今回の公演では、吉幾三さんの家族も共演しています。次女の寿三美さんが舞台に立ち、長女のKUさんは歌謡ショーのゲストとして日替わりで出演します。昨年発売された吉さんとのデュエットソング「似たもの父娘」も話題を呼んでおり、家族との共演が公演に新たな魅力を加えています。
吉さんは、会見で「昔は毎晩共演者を飲みに連れて行っていたけど、今は女房に(お金を)全部とられてしまったのでそれどころじゃない」とユーモアを交えつつ語りました。その場の空気を和ませる彼の人柄が、舞台にも色濃く反映されることでしょう。
明治座公演に期待するもの
今回の公演は、東京・人形町という地域性を活かした企画でもあり、明治座からのオファーを受けて実現しました。観光客の増加でにぎわう人形町を舞台にした物語は、地元の魅力を再発見する機会ともなるでしょう。実際に吉さんが通う店の名前も登場し、地域とのつながりが感じられる内容となっています。
公演に向けた準備中、吉さんは共演者に気を遣いながらも、毎日おいしい差し入れをするなど、楽しい座組であることを共演者の芳本美代子さんも語っています。温かい雰囲気の中で作り上げられる舞台は、観客にとっても心温まる体験になるはずです。
吉幾三さんの明治座公演は、彼の多才なエンターテイナーぶりを存分に楽しめる内容となっています。演技、音楽、そして家族との共演を通じて、観客に笑いと感動を届けるこの特別公演は、演歌ファンのみならず、幅広い層にとって魅力的な舞台となることでしょう。公演期間中、人形町は吉幾三さんの魅力に包まれ、多くの人々が足を運ぶことが期待されます。
[伊藤 彩花]