ポーランドの刺客、後楽園ホールでプロボクシングデビュー戦!
ポーランドの刺客、プロボクシングの舞台へ
格闘技界でその名を轟かせる「ポーランドの刺客」が、ついにプロボクシング界への一歩を踏み出します。2023年3月18日に後楽園ホールで行われるデビュー戦では、ウェルター級アジア二冠王者・佐々木尽の実弟、佐々木革との対戦が予定されています。この試合は、彼がブレイキングダウン(BD)からプロボクシングへの転身を宣言して以来、初めての本格的な挑戦となります。
ポーランドの刺客は、16年以上にわたる格闘技経験を持ち、空手、ボクシング、MMAを含む多様な技術を磨いてきました。昨年11月にはBDからの卒業とプロボクシングへの挑戦を表明し、1月にはプロテストに合格しました。彼の決意は、「プロの舞台で活躍し、いつかチャンピオンになる」という明確なもので、その意気込みは多くのファンの支持を集めています。
ブレイキングダウンからプロボクシングへの転身
BDは新進気鋭の格闘技イベントとして、多くの選手たちがその名を知られるきっかけとなっています。ポーランドの刺客もその一人で、てる、SATORU、川島悠汰といった人気選手たちに勝利を収めてきました。しかし、BD13ではサイコにKO負けを喫するなど、厳しい戦いも経験しています。彼はその経験を糧に、プロボクシングの世界で新たな挑戦を求めています。
対戦相手である佐々木革は、兄の佐々木尽がアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋ウェルター級の王者として知られる中、その弟としてアマチュアボクシングでの実績を積んできました。彼は昨年7月にプロデビューし、2R KO勝利を収めるなど、すでにプロボクシングでその才能を示しています。ポーランドの刺客との試合は、彼にとっても大きなステップとなるでしょう。
佐々木革は、兄と同様にテクニカルなボクシングスタイルを持ち、巧みなジャブとフットワークで相手を翻弄することを得意としています。一方で、ポーランドの刺客は、様々な格闘技の経験を活かしたアグレッシブなスタイルが持ち味です。この対戦は、異なるスタイルのぶつかり合いとして、観客を魅了するものとなるでしょう。
プロボクシング界への期待と展望
彼のデビュー戦が成功すれば、プロボクシング界においても新たなスターが誕生する可能性があります。彼の目指す日本ミドル級チャンピオンへの道は、決して平坦ではありませんが、これまでの経験と意欲が彼を後押しするでしょう。今後の戦いを通じて、彼がどのような成長を遂げるのか、興味深い観戦となることは間違いありません。
[中村 翔平]