スポーツ
2025年02月07日 09時20分

ライジングゼファー福岡、B1昇格への試練と課題に挑む

ライジングゼファー福岡、B1昇格への試練と課題

ライジングゼファー福岡は、Bリーグ2部(B2)での戦いを続ける中、昇格を目指す試合で大きな試練に直面しています。東西の強豪がぶつかる対決では、東地区2位の信州ブレイブウォリアーズに惜敗し、連勝記録が3で途絶える結果となりました。この試合は、福岡にとってB1昇格のための重要な試金石となるものでした。

福岡は第1戦で信州に快勝しましたが、第2戦ではチームの要であるジャスティン・バーレルの欠場が響き、81-86で敗北を喫しました。この試合で福岡は、攻守のバランスを欠き、特にディフェンス面での緩さが露呈しました。ヘッドコーチの浜口炎氏も試合後に、「プレーオフで当たるチームだと意識して戦う姿勢が見えなかった」と指摘し、ディフェンスの改善が急務であることを強調しました。

選手たちの奮闘と課題

福岡は第2戦で、スミスがチーム最多の19得点、谷口が3ポイントシュート4本を含む14得点を挙げるなど、個々の選手の奮闘が光りました。しかし、バーレルの不在でインサイドの強さを発揮できなかったことが試合結果に大きく影響しました。浜口HCは、「信州の選手の方がファイトしていた」と、相手のエネルギーに圧倒されたことを認めています。

また、試合の鍵となるフリースローの試投数が減少し、試合の流れをつかむことができませんでした。浜口HCは、「安定したメンタリティとスタンダードを上げることが必要」とコメントし、B1昇格への道の険しさを実感した様子でした。

次なる挑戦と期待

福岡は次に、東地区3位の富山グラウジーズとの対戦を控えています。富山は、プレーオフでの対戦が予想される強豪であり、福岡にとっては再び重要な試合となります。チームとしては、これまでの課題を克服し、安定したプレーを見せることが求められます。特に、谷口光貴選手は「プレーの強度を高く保ち、連勝を目指す」と意気込みを語っています。

この試合では、福岡の若手選手たちの活躍にも期待が寄せられています。特に、15歳の栗本富美也選手は、Bリーグ最年少デビューの可能性を秘めており、彼の成長がチームの未来を明るく照らすことが期待されています。浜口HCは、若手育成にも力を入れており、チーム全体の底上げを図っています。

[高橋 悠真]

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