鈴木伸之主演「サラリーマン金太郎【魁】編」、令和に新たな風を吹き込む
鈴木伸之が演じる「サラリーマン金太郎【魁】編」、令和の新風を巻き起こす
映画「サラリーマン金太郎【魁】編」が華々しく公開され、主演の鈴木伸之をはじめとするキャストたちが舞台あいさつで作品への熱意を語りました。この映画は、シリーズ累計3000万部を誇る本宮ひろ志の名作漫画を原作とし、新たな時代にふさわしい「サラリーマン金太郎」を描くものです。鈴木は3代目金太郎として、政財界を牛耳るフィクサーに立ち向かう姿を見事に演じています。
令和の金太郎、鈴木伸之の挑戦
鈴木伸之は、過去に高橋克典や永井大が演じた金太郎という役柄に新たな命を吹き込んでいます。彼の演じる金太郎は、ただの型破りなサラリーマンではなく、現代の閉塞感を打破する象徴として描かれています。映画は、金太郎が地熱発電所プロジェクトという巨大な挑戦に立ち向かう姿を通じて、観客に勇気と希望を与えるメッセージを伝えています。
舞台あいさつで鈴木は、「今回の作品でいったん完結する物語になっていますが、ようやく後編【魁】編を観ていただけてすごくうれしいです。【魁】編もパワフルに暴れました!」と語り、作品への愛着を示しました。また、政財界のフィクサー・三田善吉を演じた本田博太郎との共演について、「本田さんとお芝居ができたのがうれしく、光栄で貴重な経験をさせていただきました」としみじみと振り返りました。
GENERATIONSとの絆、思い出話に花を咲かせる
映画の主題歌を担当したGENERATIONSのメンバーである白濱亜嵐と片寄涼太も舞台あいさつに登壇しました。彼らは鈴木と10代からの長い付き合いがあり、今回の共演に感慨深いものがあったようです。白濱は、「ノブ、久しぶり!いつぶりだろうね?」と語りかけ、鈴木も「こんな日が10代のときには来るとは思わなかったので、僕個人として今日はとてもうれしい日になりました」と感慨深く語りました。
彼らはまた、10代の頃に一緒にダンスレッスンをしたり、中目黒のハンバーガー屋に通ったりした思い出を振り返り、エモーショナルな時間を共有しました。このような個人的なエピソードが、映画の舞台あいさつに温かみを加え、観客にとっても親しみやすいものとなりました。
「最大のライバル」との戦い、それは自分自身
舞台あいさつでのトークテーマに「最大の敵」「ライバル的な存在」が挙げられました。鈴木は、自分自身との葛藤が最大のライバルであると語り、「週4、5でジムに通うのがベストだけれど、腰が重い日もあります。そんな自分との小さな戦いがあります」と自身の成長と向き合う姿勢を明かしました。このようなトークは、観客にとっても共感を呼び、映画のテーマである「挑戦と克服」にも通じるものがあります。
この映画の中で描かれる金太郎の戦いは、ただフィクションの中の出来事ではなく、私たち一人ひとりの現実の中に存在する壁を乗り越えるための勇気を象徴しています。令和という新しい時代に、金太郎がどのような影響を与えるのか、映画を通じて感じ取ってみてください。
[山本 菜々子]