スポーツ
2025年02月09日 16時10分

ウォーターリヒトが東京新聞杯を制覇、河内洋調教師に輝かしい引退前の勝利

ウォーターリヒト、鮮やかな外差しで東京新聞杯を制覇

ウォーターリヒトが、2月9日に行われた第75回東京新聞杯で見事なパフォーマンスを披露しました。芝1600メートルのレースで、3番人気のこの馬は直線で外から豪快に差し切り、重賞初勝利を果たしました。この勝利は、3月4日に定年引退を控える河内洋調教師にとっても、2018年の平安S以来、約6年8カ月ぶりのJRA重賞制覇となり、多くのファンにとって感慨深い瞬間となりました。

レース展開と勝利の背景

ウォーターリヒトは、レース中盤まで中団後方に位置し、力を蓄えていました。菅原明良騎手の巧みな騎乗により、直線に入ると同時に大外から一気に加速し、他の馬を豪快に差し切りました。勝ちタイムは1分32秒6で、2着のボンドガールをクビ差で退けました。この勝利は、ウォーターリヒトにとって7度目の重賞挑戦での初タイトルとなり、チーム全体にとって大きな自信となったことでしょう。

ウォーターリヒトの父ドレフォンと母ウォーターピオニー、さらに母の父ヴィクトワールピサという血統は、スピードとスタミナのバランスが取れた優れた競走能力を持つことを示しています。北海道浦河町の伏木田牧場で生産され、馬主の山岡正人氏に所有されているこの馬は、これまで13戦4勝の成績を収めています。

河内洋調教師のキャリアと功績

河内洋調教師は、長年にわたり多くの名馬を育て上げ、日本競馬界でその名を刻んできました。今回の東京新聞杯での勝利は、彼のキャリアを締めくくるにふさわしい輝かしい成果です。河内師の引退を前に、この勝利は彼の長年の努力と情熱が報われた瞬間と言えるでしょう。

競争激しいレースにおけるウォーターリヒトの存在感

[中村 翔平]

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