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2025年02月09日 17時11分

ラグビーリーグワン1部:埼玉 vs BL東京、白熱の28-28ドロー

ラグビーリーグワン1部:埼玉とBL東京、白熱の首位攻防戦でのドロー

2月9日、埼玉・熊谷ラグビー場で行われたラグビーリーグワン1部の第7節、埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)と東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)の試合は、28-28の引き分けに終わりました。この試合は昨季の決勝カードでもあり、両チームの実力が拮抗する中での激しい攻防が繰り広げられました。観衆1万1051人が見守る中、両チームは互いに得点を重ね、一進一退の展開が続きました。

試合は前半3分、埼玉のSO山沢京平がペナルティーゴールを決めて先制しました。しかし、BL東京のSOリッチー・モウンガがすぐにトライを決め、逆転に成功します。その後、埼玉は再びペナルティーゴールで点差を縮め、前半36分にはCTBヴィンス・アソのトライでリードを広げました。

後半に入ると、BL東京はSOモウンガの活躍により得点を重ね、埼玉もWTB竹山晃暉のトライで応酬。竹山はこの日、チームの得点を大きく支えました。彼の活躍は、埼玉が勝利を狙う上で欠かせないものでした。

試合終盤には、埼玉のフッカー佐藤健次がリーグワンデビューを果たしました。彼は早稲田大学の主将として全国大学選手権準優勝を経験し、わずか2週間でプロの舞台に立ちました。この若き才能のデビューは、チームに新たな風を吹き込む可能性を秘めています。

両チームの戦略と今後の課題

この試合は、両チームの戦略が明確に現れた場面でもありました。埼玉はキックを有効活用し、着実に得点を積み上げる戦術をとりました。一方のBL東京は、モウンガを中心にスピーディーな攻撃を展開し、相手のディフェンスを崩す場面が多く見られました。

また、競技のプロフェッショナリズムが進んでいる中で、選手たちはより高いレベルでの競争にさらされています。これにより、日本ラグビー全体の底上げが期待され、国際的な舞台での活躍も視野に入ってきます。今回の試合結果は、今後のシーズンに向けた重要な指標となり、各チームの戦略や選手起用がどのように進化していくのかが、ファンにとっての大きな見どころとなるでしょう。

[松本 亮太]

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