スポーツ
2025年02月10日 09時10分

松山英樹、フェニックスオープンからジェネシス招待へ期待高まる

松山英樹、フェニックスオープンでの奮闘と次週への期待

フェニックス・オープンの最終日、松山英樹はTPCスコッツデールでの戦いを25位で終えました。この結果は彼自身にとって満足のいくものではなかったようですが、ショットの調子が徐々に回復していることに手応えを感じているようです。今大会では3バーディ、2ボギーでスコアを70にまとめ、通算9アンダーでフィニッシュしました。

松山選手は大会後のインタビューで、「悪くはなかったんですけど、なかなかスコアにつなげられない」と語り、悔しさを隠しきれない様子でした。特にパッティングにおいて、ラインの読み違いがスコアに影響したと振り返っています。それでも、ショットの精度は先週から改善の兆しを見せており、フェアウェーキープ率も50%に回復したことが、次週への期待を膨らませています。

ショット復調への手応えと課題

松山選手のショットは、特に初日からの課題となっていましたが、最終日には改善が見られました。17番ホールでは、3Wでのティショットが344ヤードのパー4を一撃でグリーンオンし、スタンドからは大きな歓声が上がりました。このようなロングショットの安定感が、彼の持ち味を再び引き出している証拠と言えるでしょう。

しかし、ショートゲームでは依然として課題が残りました。前半の6番ホールでのパットミスや17番でのイーグルチャンスを逃すなど、スコアメイクにはもう少しの工夫が必要です。バンカーショットの成功率は100%と完璧でしたが、グリーン上でのプレーが今後の鍵となりそうです。松山選手自身も「良いところもあったんですけど、なかなかスコアに繋がらない」と反省しています。

次週、ジェネシス招待での連覇を狙う

次週は、松山選手が昨年優勝を飾った「ザ・ジェネシス招待」が控えています。今回の開催地はロサンゼルスで、トーリーパインズGCへと変更されています。このコースは7765ヤードと長距離で、彼のショット力が試される場となります。大会の変更に関して松山選手は「コースが違うので何とも思わない」と語り、リラックスした様子を見せていますが、連覇への意欲は変わらないようです。

大会を通じて、ショットの修正に手応えを得た松山選手。次週に向けては体力の回復も必要とし、4連戦目の最終戦に向けて準備を進めています。「しっかりプレーしないと上位に行けない」と意気込みを語り、今後の活躍に期待が寄せられています。

トーマス・デトリが初優勝を飾り、ダニエル・バーガーやマイケル・キムが2位に入るなど、フェニックス・オープンは多くのドラマを生みましたが、松山選手にとっても次週に向けた大きなステップとなったことでしょう。彼の次なるチャレンジがどのような結果をもたらすのか、ゴルフファンにとって目が離せない展開が続きます。

[伊藤 彩花]

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