スポーツ
2025年02月10日 21時11分

松井稼頭央が語る“最強モンスター”松坂大輔と次世代のスターたち

松井稼頭央が語る“最強モンスター”と次世代の期待

元西武監督の松井稼頭央氏がフジテレビ「すぽると!」に出演し、彼の野球人生で体感した“最強モンスター”について語りました。その名は“平成の怪物”松坂大輔氏です。松井氏が遊撃手としてプレーしていた時代、松坂氏の投球はまさに圧巻で、ボールがラインを引いたかのようにミットに吸い込まれていく様子を目の当たりにしたというエピソードを明かしました。

松坂氏といえば、高卒1年目で16勝を挙げ、新人王と最多勝のタイトルを同時に獲得した伝説的な投手です。155キロの速球は、他の投手とは一線を画すもので、松井氏はその威力を「物理的には伸びる要素がないかもしれないが、後ろから見ていると伸びているように見える」と語り、スライダーの切れ味も絶賛しました。大谷翔平選手や佐々木朗希選手のような160キロ超えの球速ではなくとも、その投球の質が独特であったことが強調されました。

しかし、松井氏が目を輝かせるのは過去の選手だけではありません。次世代のスターとして期待を寄せるのが、宗山塁内野手です。昨秋のドラフトで5球団から1位指名を受け、楽天入りを果たした宗山選手について、松井氏は「こんなに完成されているショートは見たことがない」と称賛しました。東京六大学リーグで歴代7位の通算118安打を記録し、大学3年生時には早くも侍ジャパン入りを果たした逸材です。

一方で、日本ハムの躍進についても語られました。新庄剛志監督が指揮を執る同チームは、若手主体でチームを再建し、昨季は2位に躍進しました。松井氏は「若手の勢いがすごい」とし、その成長の速さに驚きを隠せない様子でした。新庄監督の采配についても「どんなサインを仕掛けてくるのかわからない」と称し、その大胆さが若手選手たちを成長させる一因であることを指摘しました。

[伊藤 彩花]

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