JO1木全翔也の新曲「Heart Shot」がシティポップに新風を吹き込む
JO1木全翔也の「Heart Shot」が映し出すシティポップの未来
2025年の音楽シーンに新たな風を吹き込むJO1の木全翔也が、オリジナルソング「Heart Shot」を公開しました。この楽曲は、彼が意識している「シティポップ」の要素を前面に押し出し、バレンタインデーにぴったりな爽やかで可愛らしいムードを醸し出しています。木全は、自身の25歳という節目を意識し、これまでとは異なる魅力をファンに届けることを目指しています。
シティポップの復興と新しい潮流
シティポップは1970年代から1980年代にかけて日本で流行した音楽ジャンルで、都会的で洗練されたサウンドが特徴です。当時のアーティストたちが生み出した楽曲は、近年世界中で再評価されており、海外のアーティストにも多大な影響を与えています。木全翔也が「Heart Shot」で試みたのは、そんなシティポップのエッセンスを現代の感覚で再構築し、新たな世代にその魅力を伝えることです。
木全が語るように、デモ制作はわずか3時間で完了したとのことですが、その背景には彼のシティポップへの深い愛情と理解があります。木全はこの楽曲で、レトロでありながらもポップな雰囲気を追求し、リスナーに懐かしさと新鮮さを同時に感じさせています。音楽プロデューサーnaraとのコラボレーションも、楽曲の完成度を高める鍵となりました。
アートと音楽の融合
「Heart Shot」のミュージックビデオは、アニメーションを駆使した映像美が印象的です。イラストレーターのchao!とタッグを組み、街の風景をバックにバイクに乗った木全とスイートなお菓子、そして愛猫のわさびが駆け抜けるシーンが描かれています。アニメーションの柔らかいタッチは、楽曲の持つ軽やかさと相まって、視覚と聴覚の両方でリスナーを魅了します。
このようなアートと音楽の融合は、現代のエンターテインメントにおいて非常に重要な要素となっており、特に若い世代に向けたコンテンツではその傾向が顕著です。木全翔也の「Heart Shot」は、音楽だけでなく、そのビジュアル面でも新しい試みを行い、視覚的なインパクトを強調しています。
JO1のセルフプロデュース企画「PLANJ」と個々の成長
「Heart Shot」は、JO1のメンバー自身が企画・制作を行う「PLANJ」シリーズの第13弾にあたります。このプロジェクトは、メンバーがそれぞれの個性やスキルを活かし、グループに還元することを目的としています。木全翔也の楽曲だけでなく、他のメンバーも様々なジャンルの音楽やカバーなどを通じて、自己表現をしています。
「PLANJ」は単なる音楽プロジェクトに留まらず、メンバーそれぞれが自分を見つめ直し、新たな挑戦をする場でもあります。これにより、JO1全体の音楽性やパフォーマンスの幅が広がり、ファンにとっても新しい発見の場となっています。木全が「Heart Shot」で見せた新たな一面は、JO1の可能性をさらに広げ、ファンの興味を引き続けることでしょう。
[高橋 悠真]