スポーツ
2025年02月14日 17時10分

女子プロレス界の新星!山岡聖怜と高橋奈七永「パッション親子」タッグの未来

女子プロレス界の新星、山岡聖怜と高橋奈七永の「パッション親子」タッグが描く未来

山岡聖怜のたどった道のり

福岡市出身の山岡聖怜は、レスリング一家に生まれ、小学生の頃からレスリングを始めました。中学時代には全国選抜フリースタイルで2位、高校生では全日本ビーチレスリング軽量級で優勝し最優秀選手賞を獲得するなど、輝かしい経歴を持っています。しかし、前十字靭帯の怪我をきっかけにレスリングを離れ、プロレスラーへの道を選びました。

今年1月のデビュー戦では、22分を超える試合を闘い抜き、その規格外の才能を示しました。この試合を経て、奈七永とのタッグを組むことになり、わずか5戦目でツインスター王座を獲得するという快挙を成し遂げました。彼女の成長のスピードと実力は、まさに「スーパールーキー」と呼ばれるにふさわしいものです。

高橋奈七永の引退と後進への期待

女子プロレス界で長年活躍してきた高橋奈七永は、1996年に全日本女子プロレスでデビューして以来、多くの試合でファンを魅了してきました。彼女は「女子プロレス界の人間国宝」とも称され、その存在感は計り知れません。現在は2025年5月の引退を控え、後進へと日本の女子プロレスの伝統を受け継いでいる最中です。

奈七永は「パッション注入マッチ」として知られる試合で、若手選手に熱い情熱を伝えることを使命としています。山岡とのタッグは、まさにこの情熱の象徴とも言えるでしょう。彼女は、山岡に「パッションの血」が注ぎ込まれていると感じ、これからの成長を心から願っています。

初防衛戦への挑戦

今月20日に後楽園ホールで行われる初防衛戦では、パッション親子が林下詩美とビクトリア弓月という強敵を迎え撃ちます。林下は団体最高峰の真紅のベルトを、弓月はスーパーフライ級王座を保持しており、その実力は折り紙付きです。挑戦者側は、姉妹タッグとしての結束を誇りにしつつ、このベルトを手に入れることを誓っています。

一方で、山岡は「新人だからと言って、この中に埋もれる気はない」と強気な姿勢を見せ、奈七永とのベルトを守る決意を新たにしています。高橋も「パッションがあればなんでもできる」と力強い言葉で、山岡を鼓舞しています。彼女たちの情熱は、どこまで大きな波をプロレス界に起こすのでしょうか。

情熱が生み出す新たな伝統

奈七永の引退が迫る中、山岡は新たな伝統を築くための重要な役割を担っています。プロレスは単なるスポーツではなく、ドラマチックなストーリーと人間の情熱が交錯する舞台でもあります。山岡と奈七永の「パッション親子」は、その象徴とも言える存在です。

試合後のインタビューで山岡は「奈七永さんの言葉のおかげで今日は勝てた」と語り、その言葉からも彼女の成長ぶりがうかがえます。彼女は、これからも自身の道を切り開き続けることでしょう。そして、その先には、プロレス界を担う新たな世代のリーダーとしての姿が期待されています。

[鈴木 美咲]

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