久保建英、ヨーロッパリーグでの不敗神話とその背後に迫る
久保建英の“不敗神話”とその背景に迫る
久保選手は先日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント・プレーオフ1stレグのミッティラン戦で、見事なミドルシュートを決め、チームの勝利に貢献しました。この試合後、スペインのスポーツメディア『モビスタール・プルス』のインタビューで、彼は自身のゴールがチームに与える影響について冗談交じりに語りました。「自分がゴールを決めると安心です。僕自身もその……タリスマン(お守り)みたいなやつは気に入っているので。」と、彼は笑顔を見せながら語りました。
久保建英のプレースタイルとディフェンスの課題
久保建英選手のプレースタイルは、スピードとテクニックを活かした攻撃的なものであり、特に相手ディフェンスを翻弄するドリブルが魅力的です。ミッティラン戦でのゴールも、彼のこの特長が存分に発揮された瞬間でした。右のウイングでボールを受けた久保選手は、相手ディフェンダーを巧みにかわし、見事なシュートを放ちました。
しかし、この試合での相手ディフェンスの対応は不味く、SNSでは「ラ・リーガでは見られない守備だ」という声が上がりました。久保選手のような選手に対しては、より厳しいマークが必要とされることが、改めて浮き彫りになった形です。ラ・リーガでは常にダブルマークで対応されることが多いため、ミッティランの守備陣には課題が残りました。
サウジからの巨額オファーを拒否した理由
久保選手は、以前サウジアラビアのクラブから巨額オファーを受けた経験があります。しかし、彼はこれを断り、「高額なサッカーより、良いサッカーの方を好むから」と語りました。この発言からも分かるように、彼のサッカーに対する価値観は明確で、金銭的な利益よりも自身の成長やプレースタイルを優先しています。
このような姿勢が、彼のプレーに対する評価をさらに高めており、多くのファンや専門家から支持を受けています。彼の選択は、若い選手たちにとっての一つの指針となることでしょう。
久保建英選手は、若干23歳にして既に多くの実績を残し、その影響力はますます拡大しています。彼の“不敗神話”は、彼自身の才能だけでなく、彼が所属するチーム全体にも良い影響を及ぼしていると言えます。今後も彼のプレーから目が離せません。
[伊藤 彩花]