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2025年02月15日 16時10分

神戸vs浦和、J1開幕戦はスコアレスドローに終わる

神戸と浦和、J1開幕戦はスコアレスドローに終わる

J1リーグの開幕戦で、ヴィッセル神戸と浦和レッズの対戦がノエビアスタジアム神戸で行われ、0-0の引き分けに終わりました。両チームともに意欲的なプレーを見せましたが、最後までゴールネットを揺らすことができませんでした。

昨季2連覇と天皇杯優勝を果たした神戸は、3連覇を目指すシーズンの始まりを迎えました。スターティングメンバーには昨シーズンのMVPであるFW武藤嘉紀や、大迫勇也、酒井高徳といった主力が名を連ね、既存戦力での勝負を挑みました。一方、昨季13位と振るわなかった浦和は、マテウス・サヴィオを筆頭に多くの新戦力を投入し、巻き返しを狙っています。

浦和の新戦力が躍動

試合開始直後から、浦和の新戦力であるマテウス・サヴィオが目を引きました。彼はドリブルで相手を切り裂き、華麗なスルーパスを供給するなど、攻撃の起点となりました。8分にはサヴィオのスルーパスを受けた松本泰志が決定機を迎えましたが、シュートは不運にもポストに阻まれてしまいました。

浦和はその後も積極的に攻撃を仕掛け、16分にはサヴィオが強烈なミドルシュートを放ちましたが、神戸のGK前川黛也が見事なセーブを見せました。前半の終わりにはセットプレーからもチャンスを作りましたが、得点には結びつきませんでした。

神戸の試練と守備の粘り

一方の神戸は、浦和のプレッシャーに苦しみながらも、守備陣が集中したプレーを見せました。特にGK前川は、何度も浦和の決定機を防ぎ、チームを救いました。後半に入ってからは徐々に攻勢に出る場面も見られましたが、得点には至りませんでした。

神戸は試合中に負傷者が続出し、酒井高徳が負傷退場するなど、戦力が限られる中での戦いを強いられました。さらに、途中出場のジェアン・パトリッキも負傷し、交代を余儀なくされるなど、開幕戦から厳しい状況に追い込まれました。

決定機を逃した浦和の無得点

後半も浦和は攻勢を強めましたが、神戸の守備を崩すことはできませんでした。81分にはCKから一度はネットを揺らしましたが、VARによるハンドの判定でゴールは取り消されるなど、あと一歩のところで得点を奪えませんでした。浦和にとっては、マテウス・サヴィオを中心とした新戦力の活躍が光る一方で、決定力不足が課題として浮き彫りとなりました。

試合はそのままスコアレスで終了し、両チームはそれぞれ勝ち点1を分け合う形で開幕戦を終えました。神戸は負傷者の状況が懸念される一方で、浦和は新戦力の躍動が今後のシーズンに向けての明るい材料となりそうです。

[鈴木 美咲]

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