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2025年02月15日 17時10分

湘南ベルマーレ、福田翔生の華麗なゴールで鹿島に勝利!J1開幕戦の白星スタート

### 湘南ベルマーレ、福田翔生の華麗なゴールで開幕白星スタート

J1リーグの2025年シーズンが幕を開け、湘南ベルマーレはホームのレモンガススタジアム平塚で鹿島アントラーズを1-0で下しました。この試合での決定的な瞬間は、湘南のFW福田翔生が64分に見せた圧巻の個人技によるゴールでした。福田のプレーは試合の流れを一変させ、湘南にとって貴重な開幕戦勝利をもたらしました。

鹿島アントラーズは、8年ぶりの国内無冠からの脱却を目指し、新監督の鬼木達氏を迎え入れました。しかし、新体制初の公式戦で黒星を喫する結果となりました。試合序盤から鹿島は主導権を握る場面もありましたが、ゴール前での決定力を欠き、湘南の堅実な守備とGK上福元直人のセーブに阻まれました。

一方、湘南は昨シーズンの後半からの勢いを持ち込み、山口智監督の下で5年目のシーズンを迎えています。特に福田翔生の活躍が目立ち、彼のドリブルは鹿島のディフェンスを翻弄しました。福田は試合を通じて何度も相手ゴールを脅かし、最終的にはペナルティエリアの外から巧みなドリブルで相手を抜き去り、左足でネットを揺らしました。このゴールは試合の唯一の得点となり、湘南にとって重要な勝利をもたらしました。

湘南の攻撃は、速攻を駆使した迫力あるものでした。後半開始からわずか数分での鋭いカウンターは、観客の目を引きつけるものでした。鈴木淳之介からのスルーパスで左サイドを駆け上がった福田のプレーは、ゴールこそ逃しましたが、チームに勢いを与えるものでした。

鹿島は、後半28分に同点を目指してフォーメーションを変更しました。鈴木優磨とレオ・セアラに代えて、田川亨介と徳田誉を投入し攻撃の活性化を図りましたが、湘南の守備陣を崩すことはできませんでした。終盤には徳田のパスから小池龍太がミドルシュートを放ち、さらに関川郁万のヘディングシュートが湘南ゴールを脅かしましたが、GK上福元の冷静な対応に阻まれました。

湘南にとってこの勝利は、チームの士気を高める大きな要因となるでしょう。福田の個人技に加え、チームとしての組織力も光りました。今後も上位進出を狙う湘南にとって、今回のような試合展開を維持することが鍵となるでしょう。

一方、鹿島にとっては新体制の下での初戦敗北は痛手ですが、シーズンはまだ始まったばかりです。鬼木監督は選手の組み合わせや戦術を再考し、次戦での巻き返しを図ることが求められます。次節ではホームで東京ヴェルディを迎え撃ち、ここでの勝利が必要不可欠です。

[田中 誠]

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