スポーツ
2025年02月17日 08時10分
堂安律、フライブルクの勝利に貢献も課題残るプレー
堂安律の存在感、フライブルクの勝利を導くも課題残る
堂安はザンクト・パウリのジャクソン・アーヴァインと競り合った際、相手の肘が彼の顔面に直撃。これを受けて主審はすぐにPKを宣告しました。この一連の出来事は多くのファンを驚かせ、「堂安誘発」「エルボー?」「堂安ナイス!」といった声がSNSで飛び交いました。しかし、PKを蹴るのはフライブルクのスペシャリスト、ヴィンチェンツォ・グリフォでした。彼のパネンカは失敗に終わり、ファンからは「堂安に蹴らせてほしかった」との声も上がりました。
堂安律のテクニックが光る場面
また、試合の序盤には堂安の技術が際立つ瞬間も訪れました。フライブルクのマティアス・ギンターからのロングボールを、堂安は完璧なトラップでコントロール。ゴール前での決定機を迎えましたが、シュートはザンクト・パウリのGKニコラ・ヴァシリの正面に行き、得点には至りませんでした。このプレーについて、解説者の安田理大氏は「少し2タッチ目が詰まってしまった」としつつも、「ファーストコントロールは素晴らしかった」と評価しました。
勝利の裏に潜む課題
試合は後半84分にフライブルクがザンクト・パウリのオウンゴールを誘発して先制し、そのまま1-0で終了しました。しかし、堂安は試合後にチームのパフォーマンスについて満足感を示さず、課題を挙げました。自身のコンディションが良好であることを強調しつつ、「もっとシンプルに調子のいい選手にボールを預けるべき」とチーム戦術の改善を語りました。
フライブルクは現在、暫定ながらリーグ5位に浮上しています。シーズンの終盤に向けて、堂安がどのようにチームの攻撃をリードし、目標達成に貢献していくのか。彼のパフォーマンスが今後の試合にどのような影響を与えるのか、ファンの期待は高まるばかりです。
[佐藤 健一]