スポーツ
2025年02月18日 10時11分

九州新人戦決勝、神村学園と東福岡の激戦が幕開け!

九州新人戦決勝、神村学園と東福岡が激突

神村学園の戦術的多様性と選手層の厚み

神村学園は、東海大熊本星翔戦から日章学園戦にかけてスタメンを5人入れ替えるなど、選手層の厚さを誇示しました。DFの中野陽斗選手が語るように、「普段スタメンで出ていない選手が試合に出ても、神村学園として戦力差がないところを示したかった」とチーム全体の力を最大限に活かすことを心がけています。このような選手層の厚さは、長丁場の大会において大きなアドバンテージとなります。

さらに、後半に入ってからのギアチェンジも見事です。特にMF徳村楓大選手のスピードに乗った攻撃は、監督の有村圭一郎氏からも「ソロで行ける。アイツが入るとスプリント力が上がる」と評されるほど。徳村選手の活躍が、今回の大会での神村学園の勝利を支えていることは間違いありません。

東福岡の粘り強さと経験

対する東福岡は、大津高校との準々決勝をPK戦で勝ち抜くなど、タフネスを発揮しました。準決勝では佐賀東を1-0で下し、勝負強さを見せつけています。決勝進出にあたっては、9年ぶりの優勝を狙う強い意志も見え隠れします。

東福岡は、齊藤琉稀空選手の決定力を頼りにしています。準決勝でのゴールはチームにとって貴重な勝利を呼び込みました。チーム全体が経験豊富なメンバーで構成されており、厳しい試合展開にも対応できる柔軟さが魅力です。

決勝戦の見どころと期待

決勝戦では、神村学園の攻撃力と選手層の厚さに対し、東福岡の粘り強さと経験がどのように作用するのかが見どころです。神村学園は、攻撃のバリエーションを豊かに持ちながらも、無失点での勝利を目指しています。対して東福岡は、少ないチャンスを確実にものにする決定力と、試合を通じて粘り強く戦う姿勢が勝利への鍵となるでしょう。

この試合は、九州の高校サッカー界にとっても大きな意味を持ちます。両校ともに九州の誇りを背負い、一丸となって勝利を目指します。観客の声援も大きな力となり、選手たちのプレーにさらなる熱を加えることでしょう。試合が行われるSAGAスタジアムには、多くのサポーターが駆けつけ、熱い戦いを見守ることが予想されます。

[山本 菜々子]

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