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2025年02月20日 13時20分

日産と横浜市が提供する『THE DRIVE-THRU MUSEUM』で新感覚アート体験

日産自動車と横浜市が贈る新感覚アート体験『THE DRIVE-THRU MUSEUM』

日産自動車と横浜市がコラボレーションして開催する『THE DRIVE-THRU MUSEUM』は、アート鑑賞の新しいスタイルを提案しています。通常の美術館とは異なり、車に乗ったまま街中に展示されたアート作品を鑑賞できるこのイベントは、特別な試乗体験を提供しています。車窓から流れる風景と共に、声優・俳優の津田健次郎さんが担当するオーディオガイドが流れ、参加者をアートの世界へと誘います。

アートと車が織りなす新しい体験

『THE DRIVE-THRU MUSEUM』は、日産の人気車種『エクストレイル』を使用し、横浜市内のパブリックアートを巡る独自の試乗体験を提供しています。街中でふと現れるアート作品を車の中から眺めるという新しい鑑賞方法は、従来の美術館での鑑賞とは一味違ったスリルと発見をもたらします。この取り組みにより、アートの存在を身近に感じられるだけでなく、都市空間そのものが巨大な美術館として機能することを実感できます。

津田健次郎さんの低音ボイスによるオーディオガイドは、アート作品への理解を深めると同時に、車内の空間を一種の劇場へと変貌させます。参加者の多くが、その心地よい声に引き込まれ、街中での非日常的なアート体験を楽しんでいます。津田さん自身も、自分の声を車内で聴くことに違和感を覚えつつも、この新しい形のアート体験に感動を示しています。

横浜市と日産が描く未来の街づくり

このイベントの背景には、横浜市の街づくりに対するビジョンと日産自動車の技術革新が融合した取り組みがあります。横浜市は、アートを通じて地域の魅力を発信し、観光客や市民に新たな価値を提供することを目指しています。一方で、日産自動車は、車という移動手段が持つ可能性を最大限に活かし、新たな体験価値を創造することに注力しています。

このプロジェクトは、アートと車が共存し、協働することで、都市の新しい魅力を引き出す試みの一環です。アート作品は、日常的な風景の中に溶け込みながらも、車という移動手段によって瞬間的にアクセスできる特別なものとして存在感を放ちます。都市の中で車が果たす役割を再定義し、単なる移動手段ではなく、文化的価値を提供するプラットフォームとしての可能性を示唆しています。

参加者の声と今後の展望

参加者の多くは、この新しいアート体験に肯定的な意見を寄せています。特に、車内でのオーディオガイドにより、アート作品の背景や作者の意図を深く理解できたという声が多く聞かれました。また、車内というプライベートな空間が、作品鑑賞の際の安心感をもたらし、リラックスした状態でアートに触れることができたと好評です。

[中村 翔平]

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