久保建英が躍動!レアル・ソシエダ、ELベスト16進出
久保建英が躍動!レアル・ソシエダ、ヨーロッパリーグでベスト16進出
久保建英の躍動とチームの団結力
この試合で久保建英選手は67分までプレーし、重要な場面でのパフォーマンスが光りました。特に前半のアディショナルタイムにおけるコーナーキックの場面では、彼のクロスが得点に結びつくチャンスを作り出し、チームに再びリードをもたらしました。久保選手の技術と視野の広さが、ソシエダの攻撃を牽引したと言えるでしょう。
また、レアル・ソシエダは試合を通じて、チーム全体の連携が非常に良く、攻守にわたってバランスの取れたプレーを見せました。特に、ブライス・メンデスとルカ・スチッチの連携が素晴らしく、彼らの得点力が試合の流れを決定づけました。スチッチ選手は2得点を挙げ、攻撃の要としての役割を果たしました。
試合展開とミッティランの反撃
試合は開始早々から動き出しました。ソシエダは5分にブライス・メンデスが相手のミスを逃さず、先制点を奪いました。続く18分には、スチッチが見事なチームプレーから追加点を挙げ、ソシエダは早い段階で試合を優位に進めます。しかし、ミッティランも23分にPKを獲得し、アダム・ブクサが確実に決めて1点を返します。38分にはダリオ・オソリオが同点ゴールを決め、試合は一時2-2の緊迫した展開となりました。
それでもソシエダは、前半のアディショナルタイムに再びリードを奪い返します。久保のコーナーキックからスチッチが今季2点目を決め、ソシエダはリードしたまま後半に突入しました。
後半の展開と数的優位
後半、ソシエダは数的優位を活かし、試合を確実に支配していきました。67分に久保選手が交代した後も、チームは冷静に試合を進行。73分にはミケル・オヤルサバルがPKを決め、リードを広げます。さらに、試合終了間際にはオーリ・オスカルソンのゴールが決まり、5-2で試合を締めくくりました。
特筆すべきは、後半におけるダニ・シウバの退場劇です。彼の退場によってミッティランは10人での戦いを強いられ、ソシエダは数的優位を存分に活用しました。この数的優位が、ソシエダの勝利をさらに確実なものにしたと言えるでしょう。
次なるステージへ向けて
今回の勝利によって、レアル・ソシエダは7度目の挑戦で欧州カップ戦の「鬼門」を突破しました。この成功は、チームにとって大きな自信となるでしょう。次のステージではさらなる強豪との対戦が予想されますが、今のソシエダにはそれを乗り越える力が備わっています。
[田中 誠]