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2025年02月21日 20時20分

篠田麻里子、フェムテックで産後うつを乗り越えた体験を語る

篠田麻里子が語る産後うつの体験とフェムテックの可能性

女優であり、多才なクリエイターでもある篠田麻里子さん(38)が、JAPAN FEMTECH SUMMIT AWARD 2025を受賞し、先日都内で行われた授賞式に出席しました。彼女がこの賞を受賞した背景には、産後うつという辛い経験を乗り越え、フェムテックの領域で新たな価値を創造したという意義深いストーリーがあります。

フェムテックは、女性が抱える健康問題やライフステージの課題に対して技術で解決を図る製品やサービスのことを指します。篠田さんは、子育てと並行してオーガニックコスメのプロデュースという新たな挑戦を始め、これが彼女の受賞理由の一つとなりました。篠田さんは自身のブランドを立ち上げる際、小さい頃のアトピー性皮膚炎の経験から、安全で信頼できる製品を作りたいという強い思いを抱いていました。

産後うつとの向き合い方

篠田さんは2020年4月に第一子となる女児を出産しましたが、その後に産後うつに直面しました。「自分自身を否定していた部分が大きかった」と篠田さんは振り返ります。彼女は、産後うつがホルモンの変化によるものだと知識を深めることで、自分を受け入れ、癒していくプロセスを歩みました。この過程で彼女が学んだのは、自己肯定感を取り戻すことの大切さと、自分自身の体や心と向き合うことの重要性です。

篠田さんは「自分の機嫌は自分で取る」がテーマだと語り、母親としても、女性としても、まずは自分が幸せであることが、子どもや周囲の人々にとっても大切であると気付いたといいます。彼女のこの考え方は、同じように産後の心身の変化に悩む多くの女性たちにとっても励みとなるでしょう。

フェムテックの未来と篠田麻里子の役割

篠田さんの活動は、単なる製品開発にとどまらず、女性の健康に対する社会的な意識改革を促す一助となっています。彼女が取得したフェムテック協会認定資格は、女性のライフステージにおける悩みを科学的に理解し、社会に還元するための基盤となっています。

女性が直面する健康問題には、月経、妊娠、出産、更年期など特有のライフステージがあります。これらはホルモンバランスの変化によって起こることが多く、篠田さんのようにそれを乗り越えた女性たちの声は、同じ悩みを抱える女性にとって非常に貴重です。フェムテックの進化は、こうした声を拾い上げ、多くの女性がより快適に日々を送るための一助になることでしょう。

篠田麻里子さんの経験は、フェムテックの可能性を広げると同時に、女性が自分の体と心に向き合うことの重要性を改めて教えてくれます。彼女の活動が、多くの女性にとって希望となり、新たな変革の扉を開くきっかけになることを期待したいです。

[山本 菜々子]

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