スポーツ
2025年02月22日 16時01分

巨人の戸郷翔征、開幕投手として新シーズンに挑む

巨人の開幕投手、戸郷翔征がオープン戦での試練を経て挑む新シーズン

戸郷選手は1回の投球で1失点を喫しましたが、その失点にはいくつかの要因が絡んでいました。先頭打者の度会選手に対して初球を中前に運ばれ、中堅手の佐々木選手のファンブルが重なって無死二塁のピンチを招いたのです。続く佐野選手には一塁線を破る適時二塁打を許し、先制点を献上しました。しかし、その後は4番オースティン選手を右飛、5番加藤選手を空振り三振に仕留め、最少失点で切り抜けました。1回14球、2安打1失点(自責点0)、1奪三振無四球という内容でした。

戸郷選手は昨シーズンまでに3年連続で2ケタ勝利を挙げ、規定投球回数を4年連続でクリアしてきた実力派です。阿部監督は、彼の安定した成績とリーダーシップを評価し、再び開幕投手に指名しました。「自分が引っ張っていくんだ」という強い意志を持って挑む姿勢が、チーム内外で高く評価されています。

一方、後を受けた2番手の又木鉄平投手は、DeNA打線に7安打を浴び、3失点を喫しました。昨シーズンのルーキーイヤーでは防御率6.10という成績に終わった又木選手にとって、このオープン戦は重要な試金石でした。3回を投げ、46球を費やしての降板となりましたが、経験を積む中で成長を見せる可能性があります。

巨人は昨年、クライマックスシリーズのファイナルステージでDeNAに敗れたことから、今シーズンのスタートダッシュは非常に重要です。戸郷選手の順調な調整と、若手投手陣の成長が鍵を握ります。特に開幕投手を務める戸郷選手のパフォーマンスは、チームの士気を大きく左右するでしょう。

巨人のファンにとって、戸郷選手の成長は大きな期待の源です。彼が持つ潜在能力と、これまでの実績が融合し、シーズンを通じて安定したパフォーマンスを発揮できれば、巨人の強力な投手陣としての地位を確立することも夢ではありません。開幕戦に向けて、彼の調整が順調に進むことを祈るばかりです。

[伊藤 彩花]

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