柏レイソルと川崎フロンターレ、緊迫の1-1ドローで無敗継続
柏レイソルと川崎フロンターレ、白熱の攻防が1-1の引き分けに終わる
柏レイソルと川崎フロンターレが22日に行われた明治安田J1リーグ第2節で対戦し、1-1の引き分けに終わりました。両チームともに開幕からの連勝を目指していましたが、互いに譲らない展開となり、勝ち点1を分け合う結果となりました。
試合は柏のホームスタジアムである三協フロンテア柏スタジアムで行われ、試合開始から緊迫した雰囲気に包まれていました。柏はリカルド・ロドリゲス新監督の下、ハイプレスと素早いトランジションで試合の主導権を握り、川崎Fの攻撃を封じ込めました。前半30分頃には何度も決定機を迎えましたが、相手GK山口瑠伊の見事なセーブにより得点には至りませんでした。
一方の川崎Fは、名古屋グランパスに4-0で圧勝した勢いを活かし、試合を通して持ち味である攻撃を発揮しようと試みました。しかし、柏の前線からのプレッシャーに苦しみ、なかなか思うようにボールをつなぐことができませんでした。それでも、後半開始早々にチャンスを生かし、50分に脇坂泰斗が頭で先制ゴールを決めました。左サイドからのクロスに合わせた見事なヘディングで、川崎Fに先手を取らせました。
しかし、柏はすぐさま反撃に出ます。後半57分、途中出場の久保藤次郎が右サイドから送ったクロスを小泉佳穂が頭で押し込み、試合を振り出しに戻しました。この同点弾により、試合は再び緊張感を持った展開となり、両チームともに勝ち越しを狙いました。
その後、川崎Fは64分に伊藤達哉がゴールネットを揺らしましたが、オフサイドの判定により得点は認められませんでした。試合終盤には、川崎Fが攻勢を強める場面もありましたが、柏の堅実な守備に阻まれ、得点を奪うことができませんでした。
両チームともにプレス戦術と速攻を駆使して相手の隙を突こうとしましたが、互いのGKが見事なセーブを見せるなど、ディフェンスが光った試合でもありました。この結果、柏は1勝1分けで無敗を維持し、川崎Fも公式戦4試合無敗を続けることとなりました。
[松本 亮太]