阪神タイガース・才木浩人、国際舞台での成長と大谷翔平への挑戦
阪神タイガース・才木浩人、国際舞台での成長と新たな挑戦
阪神タイガースの才木浩人投手(26)が、昨年のプレミア12での経験を振り返り、今後の目標と共に新たな挑戦に向けた意気込みを語りました。才木投手は初の日本代表としての国際試合を経験し、そこから得た多くの学びとともに、次なるステージへと歩みを進めています。
プレミア12での経験は、才木投手にとって大きな成長の機会となりました。国際試合の独特の緊張感と雰囲気は、彼に新たな視野を開かせたようです。「普段とは違う空気感を味わえたのは良かった」と振り返る才木投手の言葉からは、国際舞台での経験が彼の投手としての幅を広げたことが伺えます。
才木投手は、他球団の選手との交流にも積極的に参加しましたが、初対面の選手たちとのコミュニケーションに苦労したことを振り返ります。「最初の2日間は地獄のようだった」と笑いながらも、その後は多くの友人を作り、充実した時間を過ごしたようです。これらの経験が彼の人間的な成長にもつながったのでしょう。
防御率1点台へのこだわりと今後の展望
昨シーズン、才木投手は初めて規定投球回に到達し、セ・リーグで3位となる1.83の防御率を記録しました。この成果は、彼が投手としての存在感を確立したことを示しています。阪神タイガースの歴史においても、2年連続で防御率1点台を達成することは稀有な記録であり、59年ぶりの快挙に向けて才木投手は強い意欲を見せています。
才木投手は、防御率1点台へのこだわりを明確にしつつも、他人の評価に囚われず、自分のペースで成長を続ける意志を表明しています。「去年はたまたま1点台だったけど、やっぱり続けたい気持ちもある」と語る彼の言葉には、さらなる向上心と慎重な自己評価が交錯しています。
キャンプではトラックマンを活用し、球の回転軸や感触をデータで分析しながらトレーニングに励んでいます。真っすぐとフォークの精度向上を目指し、投球のバランス感覚を磨くための準備を進めています。才木投手はシーズンを通してコンディションを維持することの重要性を認識し、「食事、睡眠、トレーニング」に取り組む姿勢を見せています。
ドジャース戦でのリベンジと大谷翔平との対決
3月2日に新球場で行われる教育リーグ・広島戦での先発が決まっている才木投手は、その後の巨人戦、ドジャース戦へのローテーションを予定しています。特にドジャース戦では、昨年のWBC強化試合で大谷翔平に痛打されたリベンジを果たす機会が訪れます。
大谷との対決について、「すごい楽しみ」と語る才木投手は、その経験が自身の成長に繋がることを期待しています。監督からの信頼を背に、才木投手はこの試合を通して自身の実力を試し、さらに高みを目指す意気込みを示しています。
[山本 菜々子]