下田裕太、静岡マラソンでラストラン！現役引退を発表

陸上界のスター、下田裕太が現役引退を発表

2023年2月26日、陸上界における一つの時代の終わりが告げられました。青山学院大学の黄金期を支えたランナー、下田裕太選手が自身のSNSを通じて現役引退を発表しました。彼のラストランは3月9日に開催される地元・静岡マラソンとなる予定です。このニュースは多くのファンに驚きを与え、同時に彼のこれまでの功績を振り返る機会となっています。

青学大時代の輝かしい実績

下田裕太選手は青山学院大学に在籍していた時期、箱根駅伝での活躍を通じて一躍有名になりました。特に8区で3年連続して区間賞を獲得するという偉業を成し遂げ、同大の箱根駅伝4連覇に貢献した重要な選手の一人です。彼のキャラクターや走り終えた後のピースサインも相まって、多くのファンを魅了しました。

彼の陸上競技人生は、まさにアスリートとしての成功を象徴しています。しかし、大学卒業後は思うように結果が出ない時期もあったそうです。それでも、2020年東京マラソンでは初のサブ10を達成し、2時間7分27秒という記録を残しています。彼のキャリア全体を通して、絶え間ない努力と情熱が伺えます。

引退発表とファンからの反響

引退の発表は突然で、ファンや関係者にとっては驚きのニュースでした。SNS上では「下田P」として親しまれてきた彼を惜しむ声が多数寄せられています。下田選手自身も「突然の報告になりごめんなさい！なんとなくで始めた陸上競技でしたが、自分の人生の道標になってくれました」とコメントし、感謝の気持ちを表明しました。

また、彼の引退に対するファンの反応は、彼の人柄やこれまでの活動がいかに多くの人に影響を与えてきたかを物語っています。「初めて推した選手でした」「笑顔で駆け抜けてほしい」といった声が続いており、彼の人気の高さを再確認させられます。

プライベートの変化とラストランへの期待

プライベートにおいても、下田選手は新たな局面を迎えています。2023年10月には女優の金久保芽衣さんとの結婚を公表しました。彼の引退発表に際して、金久保さんもSNSで「引退レースに故郷を選んだのが、常に自分を支えてくれている方々への感謝の気持ちが大きい下田裕太らしい」とコメントし、彼への理解とサポートを示しました。

ラストランに選ばれた静岡マラソンは、彼の故郷であり、彼自身にとっても特別な意味を持つレースとなるでしょう。「オレンジな日々もあと少し、最後まで楽しみます」という彼の言葉からは、引退を決意した今でも陸上競技に対する愛情と感謝の気持ちが伝わってきます。

下田裕太選手の引退は、陸上界における一つの大きな区切りですが、彼のこれまでの活躍は今後も多くの人々に語り継がれていくことでしょう。彼のラストランが感動的なものとなり、彼自身が笑顔でその日を迎えることを多くのファンが願っています。

［伊藤 彩花］