スポーツ
2025年02月27日 12時10分

角田裕毅、新車VCARB 02でF1シーズンに挑む!バーレーンテストで順調な滑り出し

角田裕毅、レーシングブルズ新車VCARB 02での挑戦

バーレーン・インターナショナル・サーキットで始まった2025年のF1プレシーズンテスト。レーシングブルズの角田裕毅選手は、新車VCARB 02のテスト初日を終え、「ほぼ予想通りに動いてくれた」と満足げに語りました。彼にとって5年目のシーズンとなる2025年は、昨年のコンストラクターズランキング8位から更なる飛躍を目指す重要な年です。このテストの結果は、今シーズンの成績に大きく影響を及ぼすことでしょう。

新車VCARB 02とその設計の背景

VCARB 02は、レーシングブルズの新たな挑戦を象徴するマシンです。前モデルであるVCARB 01とは大きく異なり、ホワイトを基調としたカラーリングが特徴的です。また、レッドブル・レーシングの2024年マシンRB20から多くのパーツを流用し、サイドポンツーンの開口部など空力面での改良が施されています。これにより、空力性能の向上が期待されており、レギュレーションの最終年である2025年において、他チームと差をつけるための重要な要素となるでしょう。

2025年のF1シーズンは、各チームがレギュレーションへの理解を深め、マシンのデザインが収斂する年とされています。そのため、トップチームとの差を埋めるためには、技術的な革新が必要不可欠です。VCARB 02は、その一端を担うマシンとして、角田選手やチームにとって大きな期待を寄せられているのです。

初日のテストと角田裕毅のパフォーマンス

テスト初日、角田選手は午前のセッションで420kmを超える78周を走破しました。彼は1分31秒610を記録し、総合で10番手という結果を残しました。トップタイムを記録したマクラーレンのランド・ノリス選手とは約1.2秒の差がありましたが、この差はテスト初日としては許容範囲内です。テストはあくまでマシンの特性を理解し、データを収集することが主な目的であり、タイムは参考程度に過ぎません。

角田選手は「データを沢山収集できて良い1日でした」と語っており、テストの結果に満足している様子です。初日のテストは、マシンの挙動を理解するための大切なステップであり、次の2日間に向けての準備が整えられました。彼は「いくつか見直すべき点はありますが、それがプレシーズンテストの目的です」と、今後の課題にも前向きに取り組む姿勢を見せています。

チームの期待と今後の展望

レーシングブルズのレーシングディレクターであるアラン・パルメイン氏も、VCARB 02の順調な滑り出しに満足している様子です。「両ドライバーとも400km以上を走破した。プログラムを予定通り消化することができた」と述べ、今後のテストに向けての自信を示しました。今後の2日間でさらなるデータ収集とセットアップの最適化を進め、開幕戦に向けた準備を進めていくことになります。

このように、角田裕毅選手とレーシングブルズは、2025年シーズンに向けての準備を着々と進めています。彼らの挑戦がどのような結果をもたらすのか、そしてその先にどんな未来が待っているのか、F1ファンにとって目が離せないシーズンとなりそうです。

[高橋 悠真]

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