「礼賛」新アルバム『SOME BUDDY』で音楽の新境地を開拓

「礼賛」が生み出す新たな音楽の風景：朝から心に響くサウンド

異色のバンド構成とその魅力

「礼賛」は、2021年に結成されたばかりのバンドですが、そのメンバーには音楽界でも名高い川谷絵音や休日課長が名を連ねています。川谷絵音と言えば、「ゲスの極み乙女。」や「indigo la End」のフロントマンとしての活躍で知られていますが、彼の音楽的な多様性がこの新しいプロジェクトにも色濃く反映されています。彼が手掛けるメロディやアレンジは、常に新鮮で意外性に富んでおり、今回の生演奏でもその才能が遺憾なく発揮されました。

また、ボーカルを務めるサーヤの存在は、バンドに独特の個性を与えています。お笑いというフィールドで培った表現力が、音楽にも生かされており、その歌声は視聴者の心に強く響きました。「ラヴィット！」で披露された「鏡に恋して」は彼女が初めて手掛けた前向きな楽曲で、彼女自身の気持ちが込められた一曲です。サーヤのボーカルは、聞く者に自然と元気を与え、朝の番組にぴったりの爽やかさをもたらしました。

ライブパフォーマンスが生む一体感

「ラヴィット！」での生演奏は、メンバーの息の合ったパフォーマンスが際立ちました。普段はお笑い芸人としてステージに立つサーヤが、川谷絵音らと共に音楽で一体となる姿は、視聴者に新鮮な驚きを与えました。また、EXILEのTAKAHIROもゲストとして参加し、そのプロフェッショナルな視点からも称賛を受けるなど、業界内外での評価も上々です。

SNSでも「礼賛」のパフォーマンスは話題となり、「朝から元気をもらった」「サーヤの歌声がこんなに素晴らしいとは」といった声が多く寄せられています。川谷絵音が率いる新プロジェクトへの期待感が、さらなる高まりを見せています。

新アルバムと今後の展望

「礼賛」は、2ndフルアルバム『SOME BUDDY』をリリースしたばかりで、このアルバムには彼らの音楽的な冒険心が詰まっています。多様なジャンルを取り入れつつも、メンバーそれぞれの個性が調和したサウンドは、リスナーに新しい発見をもたらすことでしょう。

川谷絵音の音楽的なビジョンと、サーヤの新たな一面が見られる「礼賛」の活動は、これからも多くのファンを魅了し続けるに違いありません。彼らの音楽がどのように進化していくのか、私たちはその道のりを楽しみに待ちたいと思います。

［高橋 悠真］