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2025年03月01日 11時12分

米津玄師、35万人動員ツアー完走!音楽とファンへの感謝の夜

米津玄師、35万人動員の国内ツアーを完走:音楽とファンへの感謝を込めた特別な夜

日本の音楽シーンで不動の地位を築いているアーティスト、米津玄師が2025年2月27日、東京ドームで開催された国内ツアー「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」の最終公演を華々しく締めくくりました。このツアーは全国8都市、16公演で計35万人を動員し、彼のキャリアにおける最大規模のツアーとなりました。

彼のパフォーマンスは、最新アルバム「LOST CORNER」からの楽曲を中心に、全24曲が披露され、ファンにとっても忘れられない一夜となりました。特に、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の主題歌「さよーならまたいつか!」や、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌「Lemon」など、数々のヒット曲が観客を魅了しました。

米津玄師の音楽人生:ニコニコ動画からドームへ

米津玄師の音楽キャリアは、ニコニコ動画から始まりました。彼にとって、音楽を画面を通じて届けるという原体験が、現実のライブパフォーマンスへの道を開くきっかけとなりました。ドームという大舞台での公演は、彼にとって夢ではなく、現実味のないファンタジーのようなものでしたが、ファンとの直接的な交流が実現したことで、彼は次第にその魅力を感じるようになったと語ります。

今回のツアーでは、彼がどのようにして音楽を通じてファンとつながってきたか、その過程が垣間見えるものでした。「何万人もの人が自分の音楽を聴きに来てくれることは、祝福だと思う」と彼は述べ、ファンへの感謝の気持ちを伝えました。

多様な演出とステージの魔法

ステージは、さまざまな演出で彩られました。雷鳴が轟く中で始まった「RED OUT」では、LEDディスプレイに映し出される赤い光とともに観客を圧倒しました。また、アニメ「チェンソーマン」の主題歌「KICK BACK」や、映画「ラストマイル」の主題歌「がらくた」など、代表曲の数々が、ネオン輝く映像やダンサーのパフォーマンスとともに披露され、観客を引き込んでいきました。

特に、スタジオジブリの宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」では、ノスタルジックなメロディとビジュアルが、観客を深い感動の渦に巻き込みました。これらの演出は、彼の音楽世界を視覚的にも体感させるものであり、ライブという場の持つ力を改めて実感させるものでした。

ワールドツアーへの期待と米津玄師の未来

国内ツアーを成功裏に終えた米津玄師は、3月からはワールドツアーに旅立ちます。「JUNK」という公演タイトルのもと、上海、台北、ソウル、ロンドン、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルスで公演を行う予定です。このワールドツアーは、彼の音楽が国境を越えてどのように受け入れられるのかを試す絶好の機会となるでしょう。

米津玄師は、音楽を通じて自らの世界観を表現し続け、ファンとの絆を深めていくことでしょう。彼の次なるステージでの活躍にも、大いに期待が寄せられています。

[伊藤 彩花]

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