スポーツ
2025年03月04日 13時11分

RB大宮アルディージャ、J2リーグで快進撃—長澤徹監督の「当たり前の献身性」

RB大宮アルディージャ、J2リーグでの快進撃の裏にある「当たり前の献身性」

この「当たり前の献身性」は、RB大宮の長澤徹監督が就任して以来、強く意識されている要素です。長澤監督は、昨シーズンのJ3優勝の立役者として、選手たちにチームとしての一体感と個々の役割を徹底的に叩き込んできました。この結果、チームは個々の能力を最大限に引き出し、効果的な連携プレーを見せています。

RB大宮の強さの秘密:固定されたスタメンと技術の積み上げ

RB大宮の成功の鍵となっているもう一つの要素は、昨シーズンからの継続性です。昨シーズンのJ3優勝メンバーをほぼそのまま維持し、3-4-2-1のフォーメーションを採用しています。この戦術は、選手間の理解を深め、各ポジションでの役割を明確にすることに貢献しています。

RB大宮の選手たちは、個々の技術を活かして攻守にわたってチームに貢献しています。例えば、FW藤井一志選手のスルーパスからの得点シーンや、MFアルトゥール・シルバの的確なパスワークが試合を決定づけました。また、左ウイングバックの泉柊椰選手は、ドリブル突破からのクロスや得点に繋がる動きを見せ、攻撃の起点となっています。

ロアッソ熊本の課題と次なる一戦

一方で、ロアッソ熊本は課題を抱えています。RB大宮に対してシュート数がわずか3本にとどまり、攻撃の流れをつかむことができませんでした。前半は無失点でしのぎましたが、後半に立て続けに失点を重ね、終盤にも追加点を許す形となりました。熊本の選手たちは、攻撃時の精度を上げることと、守備時の集中力を持続させることが求められています。

一方、大宮は、この調子を維持しつつも、さらなる高みを目指していくことでしょう。選手たちの献身的なプレースタイルと、監督の緻密な戦術指導がどのように実を結ぶのか、今後の試合からも目が離せません。J2リーグはまだ序盤戦ですが、すでに波乱含みの展開が続いており、どのチームも気を抜けない状況が続いています。

[中村 翔平]

タグ
#J2リーグ
#RB大宮
#サッカー