スポーツ
2025年03月04日 18時10分

稲見萌寧、再び日本ツアーで輝きを目指す!

稲見萌寧、逆境を超えて再起を目指すゴルフ人生

プロゴルファー稲見萌寧は、2025年のダイキンオーキッドレディスでの開幕戦を控え、再び日本ツアーでの活躍を目指します。彼女はかつてJLPGAで頂点を極め、USLPGAでも期待されましたが、アメリカでの挑戦は思うような結果を得られず、苦境を経験しました。そんな彼女が、新たなシーズンに向けての意気込みを語りました。

稲見選手は2018年にプロテストに合格し、2019年から日本ツアーで毎年勝利を重ね、13勝を挙げています。しかし、2023年のTOTOジャパンクラシックでの勝利を最後に、USLPGAツアーへの挑戦は思わぬ壁にぶち当たりました。18試合に出場するも、予選落ちが続き、ベスト10入りは1回のみという厳しい結果に終わりました。

逆境を乗り越えるためのメンタルと学び

インタビューで稲見選手は、海外での経験が「生きる力」を与えてくれたと語ります。特に、全米女子プロの試合前にクラブのヘッドが盗まれたというトラブルを笑い飛ばし、冷静に対処したエピソードは、彼女のメンタルの強さを物語っています。こうした経験を通じて、彼女はトラブルに直面しても動じない心を育んできました。

また、ゴルフ以外の生活面でも楽しみを見出し、趣味を持つことで心の余裕を持つことができたと語ります。ショットの不調を補うためにパターの技術を磨き、試合でのストロークに貢献することができたことも、自信を深める要因となっています。

日本ツアーに向けた新たな挑戦

稲見選手は、これまでのゴルフ人生を振り返りつつ、新たな挑戦に備えて自身を再構築しています。彼女は、「どんなに頑張っても、今は海外で優勝するのは厳しい」と語り、日本での活躍を目指すことにフォーカスしています。これは、彼女が日本での経験を活かし、自分のスタイルを貫くことが可能であると考えているからです。

技術的な課題としては、ショットの精度を高めるための継続的な試行錯誤が必要とされています。また、フィジカル面でも新たなトレーナーと共に、過去の良い状態を求めるのではなく、アップデートした体を目指すことで、さらなる成長を図っています。

ゴルフに対する姿勢と未来への期待

稲見選手は、ゴルフを「仕事」として捉えながらも、その裏にある自分の勝負心と向き合っています。彼女は、努力すること自体に楽しみを見出し、変化を恐れずに進化し続けることを大切にしています。「過去の栄光を捨て、今の自分を試す」という姿勢を貫き、プレッシャーを自分の力に変えていくことで、さらなる高みを目指しています。

2025年シーズンを迎えるにあたり、稲見萌寧はこれまでの経験を糧に、再び輝きを取り戻すべく挑戦を続けます。彼女の努力と情熱が、どのような結果をもたらすのか、ファンの期待が高まります。

[佐藤 健一]

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