泉ピン子、終活から「ピン活」へ転換宣言！大谷翔平観戦を新たな目標に

泉ピン子の「終活やーめた」宣言と人生哲学

女優の泉ピン子さん（77）が5日、東京で自身の著書「終活やーめた。元祖バッシングの女王の『ピンチを福に転じる』思考法」の発売記念会見に登場しました。この本は、彼女の多彩なキャリアと人生の試練を経て得た教訓をまとめたものです。泉さんのユーモラスな語り口による会見は、予定を大幅に超える約50分間の“独演会”となり、彼女の生き方を象徴するような活気に満ちたものでした。

「終活」から「ピン活」へ

泉さんは会見で、終活をやめることを決意した背景について語りました。終活という言葉は、近年高齢者が自らの死後に向けた準備を行う活動として一般に広まりました。しかし、泉さんはむしろ「ピン活」と称し、ピンチをチャンスに変える活動に重きを置いています。彼女の人生は、漫談家としてのデビューから始まり、様々な試練を乗り越えてきた経験に裏打ちされています。その中には、20代のキャバレー巡りから、父親の病気、そして50歳での借金まで、数々の困難が含まれています。これらの経験を通じて培った「ピン活」の精神は、今もなお彼女の生き方に影響を与え続けています。

遺産に対する独自の考え方

泉さんは、遺産に関してもユニークな視点を持っています。「ハンカチ1枚やりたくない」と断言し、遺産をどうするかという問題に対しては、非常に慎重です。彼女の考えでは、特に何の貢献もしてこなかった親戚に遺産を渡す気はないとのことです。このコメントは、ただのおもしろ話に留まらず、家族や親戚との関係性を再考するきっかけともなり得ます。

新たな目標と大リーグ観戦

最近の泉さんの新たな目標のひとつは、大リーグで活躍する大谷翔平選手の試合を観戦することです。彼女は、ドジャースの試合チケットを手に入れることができると自慢し、そのための資金を貯めることを決意しています。泉さんのこの情熱は、年齢を重ねてもなお新しいことに挑戦し続ける姿勢を象徴しています。大谷選手の試合を観戦するという目標は、彼女の人生における新たなエネルギー源ともなっているようです。

若者へのメッセージ

会見では、若者へのメッセージを求められた際、泉さんは「簡単に稼げるお金はない。汗水垂らして働きなさい」と呼びかけました。彼女は、人生は決して楽なものではないが、それでも努力を続けることが重要だと伝えています。このメッセージは、彼女自身が様々な試練を乗り越えてきた経験に基づいており、多くの若者にとっても励みとなることでしょう。

泉さんの会見は、彼女の生き方や哲学を垣間見ることができる貴重な機会となりました。彼女の発言は、年齢に関係なく自分の人生をどう生きるかを考えるきっかけを提供してくれます。特に、終活という概念にとらわれず、ピンチをチャンスに変える「ピン活」の精神は、多くの人にとって勇気を与えるものでしょう。

これからも泉ピン子さんの活動から目が離せませんね。彼女の人生哲学は、多くの人にとってインスピレーションを与える存在であり続けることでしょう。

［山本 菜々子］