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2025年03月06日 20時12分

川崎希、第3子妊娠と出生前診断の葛藤を語る

川崎希の第3子妊娠と出生前診断の葛藤

元AKB48のメンバーであり、現在は実業家としても活躍している川崎希さん(37)が、第3子の妊娠を発表しました。しかし、その喜びも束の間、出生前診断であるNIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)で染色体異常の可能性が示唆され、家族とともに複雑な感情を抱えることとなりました。夫でありモデルのアレクサンダーさん(42)とともに、YouTubeチャンネルでその心境を率直に語り、多くの視聴者の心を揺さぶっています。

出生前診断の結果に涙する日々

川崎さんは、NIPT検査で「18番目の染色体のトリソミー、モザイク型」と診断されました。この結果が意味するのは、胎児が通常よりも多くの染色体を持ち、さまざまな健康問題を抱える可能性があるということです。医師から直接告げられたその瞬間、川崎さんは涙を流さずにはいられなかったといいます。

この検査結果に対し、川崎さんは「もしも子供が病気だったらどうしよう」という不安とともに、どのように育てるべきかを考える日々を過ごしていたと語ります。「生まれてみなければわからない状況もある」としながらも、彼女は次なるステップとして羊水検査を受けることを決意しました。

羊水検査による再評価と安心感

羊水検査は、NIPT検査で示された問題をより詳しく調べるための精密検査です。川崎さんはこの検査に対して当初は抵抗感を抱いていましたが、NIPTの結果を受け、最終的な判断を下すために必要だと考えるようになったそうです。結果、羊水検査の簡易結果では「陰性」となり、彼女は大きな安堵感を得ました。

川崎さんが語るには、NIPTで陽性と出たのは、赤ちゃん自身の問題ではなく、胎盤の中に18トリソミーのモザイクが存在する可能性が高いとのことでした。これにより、彼女は赤ちゃんの健康状態に対する不安が少し和らいだと感じています。

家族の支えと視聴者からの応援

川崎さんのこれまでの経験は、多くの人々にとっても関心のあるテーマです。彼女は不妊治療を通じて第3子を授かり、その過程をSNSやYouTubeでオープンに共有してきました。そのため、今回の出生前診断に関する一連の報告は、視聴者からの大きな反響を呼びました。

視聴者からは「不妊治療について話してくれたからこそ胸が締め付けられます」といった声や、「のんちゃんの涙を見て胸が痛いです」といった応援のメッセージが寄せられています。また、夫のアレクサンダーさんも彼女を支える姿勢を見せ、多くの人々に感動を与えています。

出生前診断と親の選択

今回の川崎さんの経験は、出生前診断の意義や限界について考えさせるものでした。NIPTは高精度で染色体異常の可能性を示唆する検査ですが、それだけで確定診断を下すことはできません。実際の状態を知るためには、さらに詳しい検査が必要です。これにより、親がどのような選択をするべきか、どの情報を元に行動を決めるべきかといった課題が浮き彫りになります。

川崎さんのように、出生前診断を通じて不安を抱えながらも、家族や医療関係者と協力して最適な選択を模索する姿は、多くの妊娠中の親たちにとって大きな励みとなるでしょう。彼女の経験は、今後の出生前診断における親の選択や、医療の在り方についての重要な示唆を与えています。

[伊藤 彩花]

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