スポーツ
2025年03月07日 06時11分
幸英明騎手、関西圏と短距離での強みが明らかに
幸英明騎手の戦略:関西圏と短距離での優位性
プラス条件に見る関西圏での強み
また、ダートレースにおいても、特にマジェスティックウォリアー産駒との相性が抜群です。複勝率は42.1%、単回収率は176%に達しており、この組み合わせは狙い目です。産駒の馬格が幸騎手の力強い騎乗と相性が良いことが、これらの好成績につながっていると考えられます。
関東主場での課題と今後の展望
一方で、幸騎手のマイナス条件として挙げられるのが、関東主場での成績です。東京・中山での勝率は0.9%、単回収率はわずか8%と、関西圏と比べて大きく劣っています。これは、関東の主場が幸騎手の得意とするレース条件とは異なるからかもしれません。関東へ遠征する際には、慎重な判断が求められるでしょう。
また、ロードカナロア産駒との相性も課題です。勝率は2.1%、単回収率は16%にとどまっており、特にダートでの勝利は一度もありません。リーディング上位の種牡馬であるにもかかわらず、このような成績になる背景には、騎手と馬の特性のミスマッチがあるのかもしれません。
さらに、芝2400m以上の長距離戦でも成績は振るわず、得意とする短距離戦とは対照的な結果となっています。ただし、芝3000m以上に絞った場合は複勝率25.0%、複回収率116%と好成績を残しており、特定の条件下では期待できる一面もあります。
今週末の弥生賞に向けて
[田中 誠]