久保建英、マンU戦で存在感を示すも交代にファン不満
久保建英、UEFAヨーロッパリーグでマンチェスター・ユナイテッド相手に存在感を示す
スペインのレアル・ソシエダに所属する日本代表のMF久保建英選手が、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16でイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1-1の引き分けに貢献しました。この試合で久保選手は右ウイングで先発出場し、そのプレーが試合の流れを変える重要な役割を果たしました。
この試合では、久保選手が右サイドでのプレーを通じて攻撃のキーマンとしての役割を果たしました。特に彼のプレースキックは、相手チームの守備陣を動揺させる場面があり、67分には彼が蹴ったコーナーキックが相手のハンドを誘発し、PKを獲得しました。このPKをミケル・オヤルサバルがしっかりと決め、ソシエダを同点にするという大きな貢献を見せました。
久保選手のプレーがどれほど効果的であったかを示す証拠として、この試合での彼の評価はスペインメディアからも高く、特に「エル・デスマルケ」や「アス」紙は彼を「攻撃のキーマン」と位置付けています。彼のプレーは、特にボールを受ける際の的確な判断とリズムをつかむ能力で評価されています。
交代への不満とその影響
しかし、試合の80分に久保選手が交代されるという采配には、一部のファンから不満の声が上がりました。彼のプレーがチームに勢いを与えていたことから、一部のファンはこの交代がチームの流れを断ち切ったと感じています。実際、交代後もソシエダはチャンスを作り出すことができたものの、得点には至りませんでした。
この交代の決断は、イマノル監督の采配としては議論を呼ぶものでした。戦術的な意図があったにせよ、ファンからは「久保をもっと長くプレーさせるべきだった」という声が多く聞かれます。久保選手がベンチに退いた後にベッカーが投入されましたが、チームの攻撃に大きな変化は見られなかったと言えるでしょう。
試合の背景と展望
今回の1-1のドローは、ソシエダにとって非常に重要な結果となりました。特に、ホームでの最低限の引き分けは、アウェイでの2ndレグに向けた準備としては十分なものでした。マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグでの低迷もあり、今季のホームゲームでの苦戦が続いています。この状況を考慮すれば、次回の対戦ではソシエダが勝利を手にする可能性は十分にあります。
[中村 翔平]