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2025年03月08日 16時11分

移籍市場の波乱:ガルナチョとナポリの決別、ユナイテッドの行方

移籍市場の波乱:ガルナチョとナポリの決別、ユナイテッドの行方

ガルナチョはマンチェスター・ユナイテッドでのプレーを通じてその才能を開花させてきましたが、最近のパフォーマンスやピッチ外の行動が物議を醸すこともあります。今シーズン、彼は42試合に出場し、8ゴール7アシストを記録していますが、ルベン・アモリム新体制下での絶対的な存在にはなっていません。このことが、彼の将来に不安を抱かせる一因となっています。

ナポリは、今冬にクヴィチャ・クワラツヘリアをパリ・サンジェルマンに売却した後、ガルナチョをその後釜として迎え入れようとしました。しかし、ユナイテッドが要求する7000万ユーロの移籍金に対し、ナポリは5500万ユーロを提示するに留まり、合意には至りませんでした。さらに、ガルナチョの代理人が契約案を受け入れた後に要求額を引き上げたことが、ナポリの心証を悪化させたと報じられています。このような状況から、ナポリは今夏の移籍市場で再びガルナチョの獲得に動く意思をなくしたようです。

一方、マンチェスター・ユナイテッドは経済的な問題を抱えており、選手の売却が避けられない状況にあります。ガルナチョの他にも、アカデミー出身のコビー・メイヌーが移籍の可能性を模索しています。メイヌーは週給2万ポンドからの昇給を希望しましたが、クラブとの条件が折り合わず、海外クラブへの移籍を志向していると報じられています。彼の価値は約7000万ポンドとされ、ユナイテッドは適切なオファーがあれば放出する方針です。

このように、マンチェスター・ユナイテッドは複数の選手の去就に揺れ動いています。クラブの財政問題が背景にあるため、選手の売却を進める一方で、新たな戦力の獲得も視野に入れた動きが求められています。特に、久保建英を擁するレアル・ソシエダとの対戦で見せたパフォーマンスは、ユナイテッドにとっても刺激となり得るでしょう。久保のような若き才能をどう活用するかが、今後のクラブの成功を左右する鍵となりそうです。

[佐藤 健一]

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