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2025年03月09日 16時10分

札幌の岩政監督、守備の課題に挑む!ファンの期待は?

札幌の苦境続く、岩政監督が直面する「根深い問題」とは

北海道コンサドーレ札幌は、2023年のJ2リーグ開幕から苦しい戦いが続いています。新たに就任した岩政大樹監督のもと、チームは4連敗を喫しており、特に最新のジェフユナイテッド千葉戦では1-3の敗北を喫しました。守備の問題が浮き彫りになる中、岩政監督はどのようにこの状況を打開しようとしているのでしょうか。

岩政監督は試合後のインタビューで、「非常に申し訳なく思っています」とサポーターに謝罪する一方で、「前半から攻勢をかけていた」と手応えを感じている様子を見せました。確かに、札幌は攻撃のバリエーションを増やし、セットプレーから多くのチャンスを作り出していました。しかし、守備面では「背後への1本のボールで3失点」という非常に根深い問題があると指摘しました。

守備の課題と今後への期待

初戦から苦戦を強いられている札幌ですが、守備の問題は一貫して指摘されています。千葉戦でも、開始早々にGK菅野孝憲が負傷し、交代を余儀なくされるアクシデントがありましたが、岩政監督はこの影響を最小限に抑えたと述べています。「中野もよく試合に馴染んで良いゲームをしてくれた」と、急遽出場したGK中野小次郎を評価しました。

とはいえ、全体の守備に対する問題意識は依然として強く、特に「背後への1本のボール」に対する対応が課題として残ります。これは、ディフェンスラインの統率力や個々の選手の判断力が試される部分であり、チーム全体としての守備意識の向上が急務です。

攻撃面での光と影

一方、攻撃面では一定の進展が見られました。第3節の後半から良い兆しが見え始めたと岩政監督は語っており、今回の千葉戦でも「中央からサイドからと色んなバリエーションで攻撃ができた」と一定の手応えを感じているようです。特に、前半38分にはMFスパチョークがシーズン初ゴールを決めるなど、攻撃の形が徐々に整いつつあることが確認できました。

しかし、攻撃の改善が見られる一方で、結果が伴っていないことが現実です。試合終盤にもう1失点を喫し、点差を縮めることができなかったことが、さらなる課題として浮かび上がっています。

次節に向けた岩政監督の意気込み

ファンやサポーターもこの状況に対して不満を抱えている状況ですが、彼らの期待に応えるためにも、岩政監督のリーダーシップが試される時です。札幌が再びJ1への復帰を果たすためには、積極的な戦術の見直しと選手たちの意識改革が必要不可欠です。これからの試合での変化を期待したいところです。

[高橋 悠真]

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