妻夫木聡、NHK朝ドラ『あんぱん』で初挑戦!やなせたかしの物語を再構築
妻夫木聡、朝ドラ『あんぱん』で新たな挑戦
俳優の妻夫木聡が、NHKの連続テレビ小説『あんぱん』に出演することが発表されました。彼にとって初めての朝ドラ出演となるこの作品で、彼が演じるのは戦時中の上等兵・八木信之介役です。物語は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出したやなせたかしさんとその妻、小松暢さんをモデルにしたフィクションで、激動の時代を生きた2人の人生を描いています。
キャリア27年目の新境地
妻夫木聡は1998年に俳優デビューし、27年のキャリアを誇りますが、朝ドラへの出演は今回が初めてです。彼自身も「朝ドラに出演するということはすべての役者にとって目標だと思うので非常にうれしく思います」と語っています。このコメントからも、彼の新たな挑戦に対する意欲が伝わってきます。
妻夫木はこれまで映画やドラマで多彩な役柄を演じてきましたが、『あんぱん』では、戦時中の軍隊に所属する上等兵という、彼のこれまでのキャリアとは一線を画す役どころです。特に、彼の演じる八木信之介は、嵩(北村匠海)が所属する小倉連隊での上官という役割で、物語の中で嵩の人生に大きな影響を与える重要なキャラクターです。
やなせたかしと小松暢の物語を再構築
『あんぱん』は、やなせたかしさんと小松暢さんの実際の人生を基にしたフィクションですが、単なる伝記ではありません。脚本を手掛けるのは、人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどを手掛けた中園ミホ氏です。彼女の筆によって、やなせたかしさん夫妻の知られざる側面や、彼らがどのようにして「アンパンマン」という作品を創り上げたのかが描かれます。
やなせたかしさんは、戦争を経験したことが「アンパンマン」という作品の根底にある正義感に影響を及ぼしたと語っており、その背景を知ることは、より深く作品を理解するための一助となります。中園氏の脚本は、彼の人生の中での苦悩や喜びを、ドラマティックに描き出すことでしょう。
豪華キャストが集結した『あんぱん』
『あんぱん』には、妻夫木聡のほかにも、今田美桜、北村匠海、河合優実、原菜乃華、中沢元紀、阿部サダヲといった豪華キャストが出演します。今田美桜は、ヒロイン・朝田のぶ役を演じ、これが彼女にとって初の朝ドラ主演となります。また、北村匠海は、やなせたかしさんをモデルにした柳井嵩役を演じ、彼にとっても重要な役どころです。
プレトークショーでの妻夫木のサプライズ登場は、会場を大いに沸かせ、ファンからの歓声が響き渡りました。共演者たちも彼の登場に感動し、特に北村匠海は「小4以来の共演です」と、過去の共演を懐かしむコメントを残しています。
[鈴木 美咲]