スポーツ
2025年03月13日 14時10分

朝乃山の再起への決意、無傷の3連勝を達成

朝乃山、再起への道を歩む元大関の決意

元大関の朝乃山が、三段目21枚目として再起を図る中、18歳の新鋭、碇潟を押し倒しで破り、無傷の3連勝を遂げました。この取組は、将来を期待される若手力士との対戦であり、朝乃山にとっても大きなステップとなりました。大相撲の春場所5日目、大阪のエディオンアリーナで行われたこの一戦は、彼にとっての再スタートを象徴するものとなりました。

朝乃山はこの試合を振り返り、「若々しく油断できない相手だった」と語り、経験を活かした冷静な取り組みが功を奏したことを明かしました。実際、この試合では、碇潟が立ち合いで攻め込んできたにもかかわらず、朝乃山は一瞬の隙を見逃さず、見事に押し倒して勝利を収めました。

経験と適応力が試される三段目の土俵

幕内とは異なり、三段目では15日間で7番の勝負が行われます。これに対する適応力も重要であり、朝乃山は「一場所でも早く慣れるようにしたい」と語っています。彼の目指すところは、ただの勝ち越しではなく、かつての栄光を取り戻し、再び大関の座に返り咲くことです。

再起を支えるファンの声援

朝乃山はまた、ファンからの温かい声援が力になっていると語ります。「しこ名を呼び上げられるたびに、温かい拍手と声援をいただきます。それが自分の相撲をしっかり取る原動力になっています」と、彼は感謝の意を表しました。このような支えが、彼の復帰を後押ししているのは間違いありません。

今後の展望として、朝乃山は「その日にできること、自分の相撲をしっかりやっていきたい」と意気込んでいます。彼の復帰は、単なる個人の挑戦に留まらず、相撲界全体にとっても大きな意味を持つでしょう。彼の戦いぶりは、若手力士への刺激となり、またファンにとっても目が離せないものとなり続けるでしょう。

このように、朝乃山の物語は、ケガからの復活、若手との対戦、そしてファンの支えを受けての再起という、さまざまな要素が織り交ぜられています。彼がどのようにして再び頂点を目指していくのか、その過程を見守ること自体が、相撲界の新たな魅力を引き出すでしょう。

[伊藤 彩花]

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