スポーツ
2025年03月13日 19時10分

森保ジャパン、W杯出場権とFIFAランキング上位を狙う戦略とは?

サッカー日本代表、W杯出場権獲得へ挑む森保ジャパンの戦略と意図

選手選考の背景にある現実主義

日本代表の選手選考は、特に目新しい顔ぶれやサプライズがないことが指摘されています。これは、森保監督が現時点での目の前の試合に集中する姿勢を明確にしているからです。監督は「まずは目の前の試合に全力を尽くす」とし、W杯出場権の確保を最優先に考えています。これは、首位を独走している現状に甘んじることなく、確実に切符を手に入れるための現実的なアプローチです。

また、今回のメンバーには故障から復帰したDF伊藤洋輝やFW上田綺世が含まれており、これまでの実績と現在のコンディションを重視した選考が行われています。森保監督は「招集できるかどうかの確認をしている選手がいる」とし、追加招集の可能性も示唆しています。特にFW小川航基の招集が検討されており、今後の試合での活躍が期待されています。

FIFAランクとポット1を狙う戦略

今回の予選では、単にW杯出場権を獲得するだけでなく、FIFAランキングを上げることも重要な目標とされています。FIFAランキングはW杯本大会の組み合わせ抽選に大きな影響を与え、上位国は「ポット1」に入ることでグループステージを有利に戦うことができます。現在、日本はFIFAランキング15位に位置しており、上位国の結果次第では「ポット1」入りの可能性もあります。これにより、日本代表は予選での勝利が更に重要となります。

日本サッカー協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターも「ポット分けのどこにいるかが非常に重要な要素」と指摘しており、日本が世界の舞台でより高い成果を上げるためには、現在の予選での勝利が不可欠です。森保監督は「勝ち続けることが自然と結果につながる」と述べ、チーム全体の士気を高めています。

選手たちに求められるもの

選手たちには、単に個人の技術やフィジカルの強さだけでなく、試合ごとに変化する状況に応じた戦術理解や柔軟性が求められます。森保監督が強調する「一戦一戦、全力で戦う」という姿勢は、選手たちにとっても重要な指針となります。チームとしての一体感や、試合中のコミュニケーション能力も勝敗を左右する要因です。

さらに、選手たちは国内外での試合経験を活かし、自らの役割を全うすることが求められます。特に、海外クラブでプレーする選手たちは、国際的な視点からチームに新たな戦術や戦略をもたらす存在として期待されています。彼らの活躍が、チーム全体のパフォーマンス向上につながることでしょう。

サッカー日本代表の未来に向けて

森保ジャパンは、W杯出場権獲得を目指すと同時に、FIFAランキングの向上やグループステージでの有利なポジションを狙っています。これらの目標は、単なる現時点での成功にとどまらず、日本サッカー全体の未来に向けた大きなステップとなります。

[山本 菜々子]

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