スポーツ
2025年03月14日 08時10分

千葉百音、フィギュアスケートでの新たな挑戦とリベンジの決意

千葉百音、フィギュアスケートの頂点を目指して

千葉選手は昨シーズン、全日本選手権で初めて表彰台に上り、四大陸選手権で初優勝を果たしました。その勢いを受けて、今シーズンも好調を維持しているように見えました。特に、初のGPファイナルでは“絶対女王”と称される坂本花織選手を上回る結果を残しました。しかし、12月の全日本選手権では4位に終わり、悔しさをにじませる結果となりました。

課題と向き合う千葉百音の挑戦

千葉選手は、自身の成長を振り返りつつも、メンタル面での課題に直面しています。特に、全日本選手権での3回転サルコウの転倒は、シーズン初の大きなミスとなり、彼女にとって大きな試練でした。しかし、その悔しさを糧に、彼女は「緊張を味方につける」ことを目指していると語ります。

「自分ができたのに、という悔しさです。特に去年の全日本選手権は」と千葉選手は振り返ります。彼女にとって、実力が伴わなかった悔しさとは異なり、自分のポテンシャルを発揮できなかった悔しさが、次のステップへとつながる原動力となっています。

過去の経験を活かし、未来を見据える

千葉選手は、昨年の世界選手権で7位に終わった経験や、四大陸選手権での体調不良も乗り越え、今シーズンに向けて準備を進めています。特に四大陸選手権では、体調不良にも関わらず、ミスを最小限に抑える演技を披露し、彼女の精神力の強さが際立ちました。

「やりきれなかった、やるせない思いがふつふつこみ上げてくる」と語る千葉選手は、体調管理の重要性を痛感したと言います。それでも、その状況で見せた気迫の演技は、彼女自身にとっても大きな自信となったようです。

リベンジの舞台へ向けて

千葉選手は「世界選手権が終わって“見たい景色”が決まっている。“ガッツポーズをしている自分”です」と語ります。その言葉には、自分自身への期待と覚悟が込められています。彼女は、困難を乗り越えながらも、オリンピックにふさわしい選手になるために、日々努力を続けているのです。

「頑張れている自分は好きです。必死に、常に何か足りないものを求めている状態、私にとってフィギュアスケートをやっている状態は、それが“調子が良い状態”です」と語る彼女の言葉からは、フィギュアスケートに対する強い情熱が伝わってきます。

[佐藤 健一]

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