スポーツ
2025年03月15日 12時10分

オーストラリアGPでピアストリが快進撃、母国ファン歓喜の瞬間

オーストラリアGPで輝いたピアストリ、母国での快進撃

2025年F1シーズンの幕開けとなるオーストラリアGPは、メルボルンのアルバートパーク・グランプリサーキットで熱狂的なファンの声援に包まれながら開催されました。フリー走行3回目(FP3)では、地元出身のオスカー・ピアストリがその期待に応え、1分15秒921のトップタイムを記録しました。彼の活躍は、マクラーレンにとっても嬉しいサプライズであり、母国ファンにはたまらない瞬間となりました。

この日のメルボルンは晴天に恵まれ、気温は30度と暖かく、路面温度も42度に達していました。このコンディションの中で、FP3は各チームが予選に向けた最後の調整を行う重要な時間となりました。ピアストリは、地元での素晴らしい走りを披露し、メルセデスのジョージ・ラッセルやレッドブルのマックス・フェルスタッペンを僅差で押さえました。

ベアマンとローソンに迫る試練

一方で、ハースの新人オリバー・ベアマンは、開始3分でのコースアウトにより、再び苦しい週末を迎えることとなりました。前日のFP1でもターン10でクラッシュを喫しており、彼にとっては厳しいデビュー戦となっています。チームは修復作業を急ぎましたが、FP2にも出走できず、貴重な走行時間を失ってしまいました。FP3での走行も叶わず、予選はぶっつけ本番という難しい状況です。

また、レッドブルのリアム・ローソンもまた、技術トラブルに悩まされました。FP3序盤でパワーユニットに問題が発生し、緊急ピットインを強いられた彼は、まともなタイムを記録することができませんでした。これから予選までに問題を解決できるかどうかが、彼の週末の行方を大きく左右することになるでしょう。

レーシングブルズの角田裕毅は、9番手という順位でFP3を終え、予選Q3進出に向けて期待が高まっています。彼のパフォーマンスは、チームにとって大きな励みとなっており、予選でトップ10に入る可能性が十分にあるでしょう。アイザック・ハジャーも13番手と健闘し、レーシングブルズにとってはポジティブな結果が期待できそうです。

ウィリアムズ勢も、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.がそれぞれ7位と6位につけ、予選に向けた準備を着々と進めています。彼らの競争力は、テストからの好調さを裏付けており、今季のダークホースとなる可能性を示しています。

各チームの戦略と予選への期待

今後の予選や決勝レースにおいて、各チームがどのような戦略を選択するのか、その結果がどのように表れるのかが非常に興味深いところです。特に、予選ではコンマ数秒の差が大きな影響を与える世界ですから、細やかな戦略が勝敗を分ける鍵となるでしょう。気になるのは天候の変化ですが、晴れたコンディションが続くのか、それとも雨が降るのか、目が離せません。

[伊藤 彩花]

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