吉岡里帆、渡辺えりとの絆が演技人生に与えた影響
吉岡里帆と渡辺えり:舞台とドラマで育まれた深い絆
女優の吉岡里帆さんがTBS系「A-Studio+」に出演し、彼女の演技人生における重要な出会いについて語りました。32歳の吉岡さんが舞台で共演した70歳のベテラン女優、渡辺えりさんとの関係は、彼女のキャリアに大きな影響を与えたようです。渡辺さんへの敬愛の念を隠さない吉岡さんの言葉からは、彼女がどれほど深く渡辺さんを尊敬しているかが伝わってきます。
舞台「ガラスの動物園」と「消えなさいローラ」での共演
吉岡さんと渡辺さんは2023年の舞台「ガラスの動物園」と「消えなさいローラ」で共演しました。渡辺さんが16歳の時に感動した舞台を企画したもので、3時間45分にわたるこの作品は、4人のキャストによって演じられました。吉岡さんは、この舞台での経験を「人生の宝」と表現し、渡辺さんの演技に対する情熱と探求心を絶賛しました。彼女の言葉には、渡辺さんが大ベテランでありながらも、初心を忘れず、今でも「少女のような心」を持ち続けていることへの深い感動が込められています。
吉岡さんは、渡辺さんから「怯えること」を学んだと語ります。舞台の本番前に緊張している渡辺さんの姿に、彼女は大きな影響を受けたと言います。ベテランでありながらも、常に新鮮な気持ちで舞台に臨む姿勢は、吉岡さんにとって大きな学びとなったようです。
笑福亭鶴瓶とのドラマ共演
また、吉岡さんは落語家の笑福亭鶴瓶さんとも深い関係を築いています。2022年のNHKドラマ「しずかちゃんとパパ」で親子役として共演した際、鶴瓶さんの一言が彼女を救ったといいます。親子の会話が手話で行われる難しい役どころで、吉岡さんは仕事の多忙さに追い詰められていたそうです。そんな中、鶴瓶さんに「そんな無理してやることやないで。もっと気楽にやらんと」と声をかけられたことで、彼女は大きな安心感を得たと振り返ります。
鶴瓶さんは吉岡さんの演技を絶賛し、「あんな素晴らしい人いない」と渡辺さんも賞賛するほど。鶴瓶さんは、吉岡さんの父親役として共演したことで、彼女に対しての愛情を深め、さらなる成長を期待しているようです。
吉岡里帆の今後に期待
吉岡里帆さんの演技への真摯な姿勢と、周囲の大御所たちからの愛情あふれるサポートは、彼女自身の成長を促進しています。舞台やドラマでの経験を通じて、彼女は確実にそのキャリアを築き上げているのです。彼女の周囲には、渡辺えりさんや笑福亭鶴瓶さんのような、彼女を支え、導いてくれる存在がいます。その存在が、吉岡さんのさらなる飛躍を期待させる理由の一つとなっています。
[高橋 悠真]