仲間由紀恵、沖縄で初のシングルマザー役に挑戦!映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』公開
仲間由紀恵、故郷沖縄での映画出演に込めた思い
女優の仲間由紀恵さんが主演する映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』が公開されました。この作品は、仲間さんの故郷である沖縄を舞台に、彼女がシングルマザー役を初めて演じることで話題を集めています。舞台あいさつには、仲間さんと共演者のEXILEの橘ケンチさん、そして堤幸彦監督も登壇しました。仲間さんは「沖縄の話で映画に出たい」という夢が叶ったことを感慨深げに語っていました。
映画は沖縄の美しい風景を背景に、ダンスを通じて少年の成長と家族の絆を描くヒューマンドラマです。撮影はオール沖縄で行われ、出演者やスタッフの多くが沖縄出身者で構成されています。仲間さんは故郷での撮影を振り返り、「毎日沖縄のスタッフさんと話していると私の空気も沖縄が蘇ってきました」としみじみ語り、沖縄愛を感じさせました。
シングルマザー役に挑戦する仲間由紀恵
仲間さんが演じるのは、2人の子供を育てるシングルマザーの朱音(あかね)です。役作りのために、日々の生活に疲れ苦労している雰囲気を出すために髪をボサボサとさせるなど細部にこだわったといいます。監督の堤幸彦さんは「リアルでしたね」とその演技を絶賛し、仲間さんとの息ぴったりの掛け合いを舞台あいさつでも披露しました。
映画のストーリーは、母親の朱音が家計を支えるためスナックで働きながら、ダンスに夢中になる息子・踊(てるや・よう)を支える姿を描いています。踊役は、再始動した沖縄アクターズスクール出身のSoulさんが務め、兄を慕う妹の舞(まい)役は同じくスクール出身の又吉伶音さんが演じています。EXILEの橘ケンチさんは、物語の鍵を握る音楽プロデューサー役で出演しています。
不安を乗り越えるために必要なこと
映画のタイトル『STEP OUT』にちなみ、仲間さんは不安を乗り越えるための秘訣について「ご飯」と答えました。若い頃、仕事で忙しく不安を感じていた時期を振り返り、「もうちょっと広い視野を持って、余裕を持って周りを見てみれば、助けてくれる人たちがいる」と述べました。そして、「そのためにはやっぱりご飯を食べて元気を出して、気持ちに余裕を持つことが大切」と語り、食事が心身に与える影響を改めて強調しました。
仲間さんのメッセージは、夢や将来に不安を抱える多くの人々に対して、シンプルながらも力強いエールとなっています。映画を通じて、観る人々が自分自身の未来を明るく前向きに考えるきっかけとなれば、という彼女の願いが込められています。
この映画は、沖縄の持つ独特の文化や風景を背景にしながら、家族や仲間との絆を描く心温まる作品です。沖縄を舞台にした映画に出演することが夢だったという仲間由紀恵さんにとって、この作品は特別な意味を持つことでしょう。観客にとっても、沖縄の美しさと共に、これからの自分自身の夢や未来を考える時間を提供してくれるに違いありません。
[松本 亮太]