「事故物件ゾク 恐い間取り」渡辺翔太初主演、ホラー映画に注目
「事故物件ゾク 恐い間取り」:渡辺翔太の初主演映画に期待高まる
Snow Manの渡辺翔太さんが映画「事故物件ゾク 恐い間取り」で単独初主演を果たします。この映画は2020年にKAT-TUNの亀梨和也さんが主演し、興行収入23.4億円を記録した「事故物件恐い間取り」の続編です。渡辺さんは、都内で行われた製作報告会見でその意気込みを語りました。
プレッシャーと期待の狭間で
「先輩の亀梨君がやられて大ヒット。プレッシャーがある」と渡辺さんは会見で語りました。それでも、亀梨さんからのビデオメッセージで「渡辺君が引き継いでいることがうれしい」との言葉を受け、背中を押された様子が伺えます。彼の初主演作がどのような反響を呼ぶのか、ファンだけでなく映画ファン全体の期待が高まっています。
渡辺さんは撮影中のエピソードとして「急に照明が割れた日があったんです」と語り、現場での不思議な体験を笑いに変えました。「お化けだ、やべえ」と思った瞬間もあったそうですが、監督の中田秀夫さんはその出来事を覚えていなかったとか。会場は笑いに包まれ、渡辺さんの持つ自然なユーモアが垣間見えました。
映画の原作とその起源
この映画は、「事故物件住みます芸人」として知られる松原タニシさんの体験を元にしています。タニシさんは、実際に事故物件に住み続けているというユニークな経歴の持ち主であり、その体験談が映画の土台となっています。会見の日、彼は大阪で姉の新曲発表会に出演しており、原作者としての姿を見せることはありませんでしたが、そのユニークなキャラクターが映画の魅力をさらに引き立てています。
ホラー映画としての魅力と課題
日本のホラー映画は、海外でも高い評価を受けています。「事故物件」というテーマは、日本独自の文化背景とも相まって、海外のホラーファンにも興味を持たれやすい題材です。しかし、続編という位置づけの中で、新たな要素をどのように盛り込み、新鮮さと驚きを提供できるかが課題となるでしょう。
渡辺さんがどのようにして観客を引き込むのか、彼の演技とストーリー展開に期待が寄せられています。彼自身も「霊のせいにできる」と冗談を交えつつ、ホラー映画特有の緊張感をどのように表現するかに意欲を見せています。
異色のキャスト陣がもたらす化学反応
また、原作者の松原タニシさんも「これ以上ないキャストで本当にすごい」と語っています。彼の姉である松原美穂さんも芸能界で活躍しており、タニシさんは「お化けより怪奇現象より姉が、芸能界でどうやってここまで生き延びているのかが不思議」と笑いを誘いました。このようなユーモアが映画にも反映されているのかもしれません。
[田中 誠]