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2025年03月17日 12時11分

三宅健主演『奏劇』第4弾、音楽と演劇が交差する『ミュージック・ダイアリー』上演決定

音楽と演劇が交差する『奏劇』シリーズ第4弾、三宅健主演で上演決定

物語の背景とキャストの魅力

『ミュージック・ダイアリー』は、敵対する国同士の恋人たちが音楽を通じて心を通わせるストーリーです。東ヨーロッパを舞台に、ピアノの名手であるミカエル・ハインズ(三宅健)と、彼の恋人であるナザレンコ・ローラ(馬場ふみか)が、戦争に翻弄されながらも音楽を通じて愛を育む姿が描かれます。演出は世界的に活躍するダンサーの首藤康之が担当し、音楽は岩代太郎が作曲を手掛けます。

三宅健は、2022年に続き2度目の『奏劇』出演となり、今回も彼の音楽的才能を存分に発揮します。馬場ふみかは初の朗読劇に挑戦し、「愛を信じる強さ」を持つローラを演じます。西村まさ彦はストーリーテラーとして物語を進行し、観客を作品の世界に引き込みます。

音楽が持つ力と平和へのメッセージ

岩代太郎はコメントで、「戦争」と「音楽」という対極的なテーマを通じて、人間の心の複雑さを描き出したいと語っています。音楽は時に国威発揚のために利用されることもありますが、本来は人々を結びつける力を持っています。この作品では、音楽が持つ「対話する力」に焦点を当て、戦争という理不尽な状況下でも対話を続けることの重要性を訴えかけます。

また、馬場ふみかはローラというキャラクターを通じて、愛と平和の普遍的な価値を表現しようとしています。彼女は、演技を通じて観客に「平和の尊さ」や「自由の重要性」を感じ取ってもらいたいと述べています。

独自の演出と期待される舞台効果

この作品は、音楽という普遍的な言語を通じて、人々の心をつなげることを目指しています。特に、戦争や平和といった重いテーマを扱いながらも、音楽の力で希望を見出すストーリーは、多くの観客に訴求するでしょう。

観客へのメッセージと期待

今回の舞台は、観客に対して「音楽の持つ力を再認識し、平和への想いを新たにする機会」となることを目指しています。三宅健は、「どんな状況であれ、対話を止めてはいけない」というメッセージを伝え、観客に深い考察を促します。

『ミュージック・ダイアリー』は、音楽と演劇が融合した新しい形の舞台として、観客に強い印象を残すことが期待されています。この作品が、音楽の持つ力を再評価し、平和を願うすべての人々の心に響くことを願ってやみません。6月の上演が待ち遠しいですね。

[鈴木 美咲]

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