スポーツ
2025年03月19日 16時01分

阪神・伊藤将司、ウエスタンリーグで好投アピール

阪神・伊藤将司、ウエスタンリーグで輝きを取り戻す

阪神タイガースの左腕、伊藤将司投手(28)が、ウエスタンリーグのソフトバンク戦で5回4安打無失点の好投を見せました。この試合は、彼にとって重要なターニングポイントとなったようです。今シーズンの開幕を控え、伊藤投手は首脳陣に自らの存在を強くアピールしました。

伊藤投手の好投は、5回2死三塁で迎えたソフトバンクの今宮選手との対決で頂点に達しました。彼はこの場面で3球連続の直球勝負を挑み、見事に三ゴロに打ち取りました。「2死三塁から点を取られる経験もしてきたので、切り替えて今宮さんを打ち取ろうと思って投げた」と振り返るように、ここでの冷静な投球が彼の成長を感じさせました。

伊藤将司の再起と今後の期待

伊藤投手は昨季から期待される存在であり、特に彼のストレートのキレは高く評価されています。しかし、今春の実戦では思うような結果を出せずに苦しんでいました。今回の無失点投球は、彼にとって重要なステップとなり、再びチームの勝利に貢献できる力を取り戻したと言えるでしょう。

彼の投球スタイルは、直球を軸にしてカットボールやスライダーを織り交ぜるもので、打者に対する攻めの姿勢が特徴です。この日の試合でも、1回2死二塁のピンチでソフトバンクの強打者広瀬を直球で追い込み、カットボールで三振に取るなど、その攻撃的な投球が光りました。

伊藤投手は「結果もそうですけど、自分の中で満足いくというか、思った通りのストレートもしっかり投げられていた」と語り、自信を深めた様子です。開幕ローテーション入りに向けたアピールは成功したと言えるでしょう。

阪神の左腕陣に新たな風を吹き込む

阪神タイガースは、伝統的に強力な投手陣を誇るチームであり、左腕もその要の一つです。伊藤将司は、その中で新たな風を吹き込む存在として期待されています。彼の活躍は、チームにとっても大きなプラス要素となるでしょう。

[伊藤 彩花]

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