スポーツ
2025年03月20日 07時11分

日本代表の鍵を握る板倉滉、次なる挑戦へ向けたコミュニケーション力

日本代表、リーダー板倉滉のコミュニケーション力が鍵を握る

コミュニケーション力が生み出す連携の妙

板倉選手は、ピッチ上でのコミュニケーションを非常に重要視しています。これは、彼自身の言葉によれば「一秒たりとも気を抜かず、チームとしての緩みが出ると一気にやられる」という意識が根底にあるからです。特に、バーレーン戦のような重要な試合では、コミュニケーションがチームの連携を生み出し、勝利への道を切り開く要素となります。

過去の対戦では5-0で圧勝したこともありますが、油断は禁物です。板倉選手は、「前回対戦の5-0という数字だけで判断せず、実際の試合のフィジカルな感覚を大切にするべきだ」と語っており、チーム全体に対しても緊張感を持つよう呼びかけています。

新たなメンバーとの融合

今回の試合では、怪我のために主力メンバーの一部が不在となり、経験の少ない選手たちとの連携が求められます。瀬古歩夢や伊藤洋輝といった新たなメンバーと、いかに短期間で連携を深めるかが試練となります。板倉選手は、短い準備期間の中でも積極的にコミュニケーションを取り、チームの一体感を高める努力を続けているとのことです。

このように、彼のリーダーシップは単なる指示出しに留まらず、チーム全体の士気を高める役割も担っています。彼の開放的でポジティブなキャラクターは、チームメイト間の信頼を築き、試合における柔軟な対応力をもたらします。

次なる戦いへの備え

10月には、サウジアラビア戦とオーストラリア戦というさらなる挑戦が待っています。森保一監督の下で展開される攻撃的3バックシステムは、これまでの試合で成果を上げてきましたが、次の対戦相手は新たな対策を練ってくることでしょう。ここでも、板倉選手のコミュニケーション力が重要な役割を果たすことが予想されます。

これまでの試合で見られたように、日本代表はボール支配率を高く維持しつつ、効率的に相手を疲弊させる戦術を展開してきました。バーレーン戦でも、この戦術が後半のゴールラッシュを呼び込む要因となりました。特に、鎌田大地選手や守田英正選手の柔軟なポジショニングと連携が、相手の守備を揺さぶる鍵となったのです。

サウジアラビアやオーストラリアのような強豪国との対戦では、相手の対策がより洗練されることが予想されますが、日本代表の攻撃的3バックシステムは、その柔軟性と変化対応力で優位に立つことができるでしょう。試合中におけるコミュニケーションは、特に守備陣にとって重要な要素です。板倉選手がリーダーシップを発揮し、チーム全体を一つにまとめ上げることで、さらなる成長が期待できそうです。

[鈴木 美咲]

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