エンタメ
2025年03月20日 19時12分

香川照之、WOWOW「連続ドラマW 災」で一人6役に挑戦

香川照之、3年ぶりのドラマ復帰で新たな挑戦

俳優の香川照之さんが、3年ぶりにドラマの舞台に戻ってきました。彼が主演を務めるWOWOWの「連続ドラマW 災」は、サイコ・サスペンスのジャンルに属する作品で、彼はこの作品で一人6役という難役に挑戦しています。このドラマは、香川さんが過去に経験した困難を乗り越え、新たなステップを踏み出すきっかけとなっているようです。

一人6役の挑戦

「連続ドラマW 災」は、一人の男が現代社会を生きる6人の主人公たちの人生に“災い”をもたらすというストーリーです。香川さんはこの“男”を演じ、6つの異なるキャラクターをそれぞれ異なる姿、口調、性格で表現しています。彼自身、この役を「とても芯のある役」と称し、役を演じることのありがたさを感じていると語っています。

香川さんは、この役柄に対し「衣装と髪型が一番の役作り」と述べ、外見の変化がキャラクターの内面を引き出す鍵だと考えているようです。実際に、衣装合わせは2日間にわたり、細部にわたるこだわりが詰まっていることがわかります。

監督集団「5月」とのコラボレーション

このドラマの監督を務めるのは、監督集団「5月」の関友太郎監督と平瀬謙太朗監督。このユニークな集団は、斬新なアプローチで知られ、過去には香川さんと共に映画制作に携わった経験もあります。香川さんは「5月」を「主役なのに最もセリフが少ない台本を書く天才」と評し、彼らとの再共演を喜んでいます。

「5月」の作品は、観客に明確なカタルシスを提供しないことが特徴です。香川さん自身も、この作品について「不明瞭で難解なピースが続くが、カタルシスに結びつかない」と述べ、新しい視覚体験を提供することに意欲を示しています。

香川照之の復帰と新たなステージ

香川さんのドラマ復帰は、彼にとって新たなステージを示すものです。2019年に巻き込まれた騒動からの復帰は、彼自身の再起を象徴しています。過去の出来事を乗り越え、俳優としての幅を広げるための一歩を踏み出した彼の姿は、多くのファンにとっても感慨深いものとなっていることでしょう。

ドラマ「災」は、香川さんだけでなく、視聴者にとっても新たな挑戦となる作品です。複雑なストーリーと一人6役という難役に挑む香川さんの演技は、視聴者に新しいドラマ体験を提供し、彼の俳優としての才能を改めて証明する機会となるでしょう。

この作品が公開されることで、香川さんが再び日本のドラマシーンでどのような役割を果たしていくのか、期待が高まっているのは間違いありません。香川さんの新たな挑戦が、どのように受け入れられるのか、その反響が楽しみです。

[鈴木 美咲]

タグ
#サイコサスペンス
#ドラマ復帰
#香川照之